戻る

【1972年】

★5月21日、ビートルズのメンバー本人が語るビートルズ・ストーリーのBBCラジオ番組「ザ・ビートルズ・ストーリー」の第一回目の放送がスタートする。8月13日まで毎週放送された。全13回。元々は1965年に企画が持ち上がっていたのであるが、肝心のビートルズ本人たちの音声素材が少なく企画は中止された。しかし、解散後の1971年に再び番組が企画され、今度はジョージ・マーティンら関係者のインタビューも多く交えて制作された。ポールはこの企画には少しの興味も示さなかった。

ポール、、、「その手の、懐かしの人は今、みたいな番組は好きじゃない。ほら、そのうちの一人は今「ゴミ屋」をやってますとかさ、最低だ。」

【1973年】

★ジョン、ジョージ、リンゴとマネージメント契約の切れたアラン・クラインが、3人に対して総額200万ポンド(当時のレートで約13億2千万円)の請求をした。アラン・クライン、、、「私がアップルを預かった時の資産は90万ポンドしかなかったが、それが今では5,000万ポンドだ。3人はそれだけ私に借りがある。もし払ってもらえないというならば、とことん戦うしかない。」

★5月15日、アルバム「The Beatles 1967-1970」NME誌のチャートで1位を獲得。

★5月20日、アルバム「The Beatles 1962-1966」「The Beatles 1967-1970」が日本で発売。

★5月26日、アルバム「The Beatles 1967-1970」ビルボード誌のチャートで1位を獲得。

【1975年】

★グラミー特別賞「ホール・オブ・フェイム・アワード」を受賞する。

【1983年】

★1982年にリリースされたドキュメンタリー・ビデオ「The Complete Beatles」がアメリカでの売り上げが25,000本を超えたことで、ゴールドディスクに認定された。

★9月10日、「She Loves You 20周年記念再発売盤」、イギリスのヒット・チャートで45位を記録。

★9月14日、英国自由党議員ローズマリー・クーパーから出されていた「ビートルズにリヴァプール名誉市民の称号を」という案が、エディ・ロドスリック議員から「名誉市民の称号を持つ人々すべてに対する侮辱である」と糾弾した。

★9月28日、「ビートルズにリヴァプール名誉市民の称号を」の論争が大きくなる。マイク・マッカートニー、、、「ビートルズは名誉市民の称号を遠慮するかもしれない。リヴァプール市議会は名誉を与えるのが遅すぎた。」

【1977年】

★12月17日、コンピレーション・アルバム「Love Songs」がイギリスのチャートで7位になる。

【1983年】

★1983年7月8日、アビー・ロード・第2スタジオで、マスコミ向けに初公開される。MTVとABCのアメリカのTV局も招待された。

★ナレーター、、、ロジャー・スコット(キャピタル・ラジオDJ)

【1984年】

★4月26日、リヴァプールのマシュー・ストリートに巨額を投入して建設された「キャヴァ―ン・ウォークス・ショッピングセンター」がオープンした。目玉は3人のビートルズ・ファンの発案による「ビートルズの像」。4万ドルの費用で造られた像だが、ビートルズに全く似ていなくてファンはガッカリ。序幕を行なったポールの弟マイクは「そばで見たけど、誰が誰だか全く区別がつかなかったよ。自分の兄貴の顔さえ分からなかった。」

【1997年】

★イギリスで103年の歴史を持つ由緒あるクラシック・コンサート「プロムナード・コンサート」で、史上初めてクラシック曲以外の曲としてビートルズの曲が演奏された。毎年7月中旬から8週間にわたってBBCが主催する由緒あるコンサート。ニコラス・ケニヨン(BBCの担当ディレクター)、、、「この30年というもの、ビートルズの曲を演奏することを求められてきた。そして今ビートルズは20世紀を代表する作曲家としての地位を確立した。レノン・マッカートニーはガーシュインにも匹敵する作曲家だ。」

★ビルボード誌が発表した「1996年に最も売れたイギリスのアーチスト」のアルバム部門で、オアシスなどを抑えて堂々の1位になった。

【2000年】

★中国で初めてのビートルズ公式CD「Yellow Submarine Songtrack」が発売される。中国では著作権の侵害が著しいために、これまでEMIは慎重になっていた。

★5月12日、何者かによりストロベリー・フィールズの門が盗まれる。スクラップ業者に持ち込まれたが、この業者がニュースで盗まれた門だと気づき警察に通報。門は無事に戻った。

【2003年】

★11月、「ローリング・ストーン」誌の「史上最も偉大なアルバム、ベスト500」でのビートルズのランキング。1位「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」3位「Revolver」5位「Rubber Soul」10位「The Beatles」14位「Abbey Road」22位「John Lennon / Plastic Ono Band」39位「Please Please Me」59位「Meet The Beatles」76位「Imagine」86位「Let It Be

【2004年】

★ローリング・ストーン誌で、ミュージシャン、音楽業界人、音楽評論家等55人が投票した「名声不朽の最も偉大なアーティスト50」が発表され、ビートルズが1位に輝いた。以下、2位ボブ・ディラン、3位エルヴィス・プレスリー、4位ローリング・ストーンズ、5位チャック・ベリー、6位ジミ・ヘンドリックス、7位ジェームズ・ブラウン、8位リトル・リチャード、9位アレサ・フランクリン、10位レイ・チャールズ。

★創刊25周年を迎えたイギリスの「レコード・コレクター誌」が、「イギリスで最も価値のあるレコード100枚」を発表した。1位はクォーリーメンが1958年に仲間内で自主制作した「That'l Be The Day」で、10万ポンド(2014年のレートで約1,700万円)。もちろん「たったの1枚」しかなく、ポールが所有している。2位は、その「That'l Be The Day」をポールがコピーして、50枚のシングル盤にして、家族や友人に配ったもので、1万ポンド。他は「ホワイト・アルバム」の限定番号の「1~10番まで」が1万ポンド。「11~1000まで」は1000ポンドである。

★9月9日、イギリスに「音楽の殿堂(Music Hall Of Fame)」が誕生して、U2,エルヴィス・プレスリー、ボブ・マーリー、マドンナらとともに殿堂入り第1号を果たした。

【2010年】

★6月、サザビーズで「A Day In The Life」のジョン直筆の歌詞原稿が落札された。落札金額は120万ドル(当時のレートで約1億1千万円)。ちなみにビートルズ関連の「歌詞」についての出品物に対しての過去最高落札額は、2005年の「All You Need Is Love」の125万ドル(当時のレートで約1億4千万円)。

inserted by FC2 system