【フェンダー・ローズピアノ】
★アメリカ人のハロルド・ローズが開発したエレクトリック・ピアノ「フェンダー・ローズ」がビートルズのレコーディングで最初に使われたのは「Revolution」でのニッキー・ホプキンスのエキサイティングなピアノ・ソロだということだ。その後のセッションでは映画「Let It Be」でビリー・プレストンが弾いているのもフェンダー・ローズ。
★フェンダー社はジョンとポールに2台ずつ供与したとしている。
★ビートルズのCDで聴くことの出来るローズはごく初期のモデルで、後に’70以降エレピといえばローズといわれるくらいに耳にすることのできるローズは名器「マークⅠ」と呼ばれるモデルだそうだ。
★レコーディングスタジオの特性やプレイヤーの好みもあるだろうが、ビートルズで聞くことの出来るローズは柔らかい音、’70以降ブームになった「マークⅠ」は鋭い音だと言われている。
【ホーナー・ピアネット】
★映画「4人はアイドル」の「The Night Before」の演奏シーンでのモデルL、「Getting Better」「Let It Be」でのモデルM、などの音源で聴くことの出来るエレピがピアネットだとされる。
★日本ではあまりなじみのないドイツのメーカーのエレクトリック・ピアノで金属的な音は特徴のフェンダー・ローズとは対照的に木質的でアタック音が強い。
【モーグ・シンセサイザー】
★ジョージは1968年の秋にハリウッドで入手しており、価格は1万ポンド(当時のレートで約1,000万円)だったとマル・エバンスが証言している。