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【1962年】

【6月】

★9日、キャヴァーン・クラブ「ウェルカム・ショー」。開店以来の最高観客動員数900人を記録する。

★12,13,15,16,19,20日、キャヴァーン・クラブ。それぞれ昼・夜のステージ。(16日のみ夜だけ出演)

★21日、タワー・ボールルーム(ワラシー)に出演(メイン・アクトはHey Babyのヒットで知られるブルース・チャネル)。ブルース・チャネルのバンドのハーモニカ・プレーヤーにジョンはハーモニカを吹くコツを教わっている。

★22日、キャヴァーン・クラブ、昼・夜

★23日、メモリアル・ホール(チェルシー)

★24日、カスバ・コーヒー・クラブ

★25日、昼キャヴァーン・クラブ、夜プラザ・ボールルーム(ランカシャー)

★27日、キャヴァーン・クラブ、昼・夜

★28日、マジェスティック・ボールルーム(チェシャー)

★29日、昼キャヴァーン・クラブ、夜タワー・ボールルーム(ワラシー)

★30日、ヘズウォル・ジャズ・クラブ(ウィラル)

【7月】

★1,3,4,8,10,11,12,15,16,18,20,22,24,25,28,30 キャヴァーン・クラブ(昼の部のみは3,10,12,16,20,24,30日、夜の部のみは1,4,8,11,15,22,28日、後は昼夜出演。1日はジーン・ヴィンセントと共演)

★2日、プラザ・ボールルーム(セント・へレンズ)

★5日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★6日、MV ロイヤル・アイリス号(マージー川、キャヴァーン・クラブ主催船上コンサート)

★7日、ハルム・ホール(チェシャー)

★9日、プラザ・ボールルーム(セント・へレンズ)

★12日、夜マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★13日、タワー・ボールルーム(ワラシー)

★14日、リージェント・ダンセット(フリントシャー)

★16日、夜プラザ・ボールルーム(セント・へレンズ)

★17日、マッキルロイズ・ボールルーム(ウィトシャー、2回公演)

★19日、夜マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★20日、ベル・ホール(ランカシャー)

★21日、タワー・ボールルーム(ワラシー)

★23日、キングズウェイ・クラブ(サウスポート)

★25日、キャバレー・クラブ(リヴァプール)

★26日、ケンブリッジ・ホール(ランカシャー)

★27日、タワー・ボールルーム(ワラシー)

★28日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★30日、夜セントジョンズ・ホール(ブートル)

【8月】

★1,5,7,9,12,13,19,22,24,26,28,30日 昼・夜キャヴァーンクラブ(9,13,24,30は昼のみ、5,12,19,26,28は夜のみ)

★15日の夜の部はピート・ベストの最後のステージ、19日夜の部では、ピートをやめさせたことに対して観客が抗議の大騒ぎを起こし、ジョージは目を殴られた。22日夜の部はテレビ番組「ノウ・ザ・ノース」のスタッフにより、「Some other guy」「Kansas city/Hey hey hey hey」収録。ビートルズ初テレビ出演。あの有名な映像である。

★上記、グラナダTVによって収録された「Some Other Guy」のフィルムが最古の映像だとされていたが、それよりも半年前、2月10日にバーケン・ヘッドのセントポール教会でのステージのカラーフィルムが発見された。音声は収録されていないが、鮮やかなカラー映像である。

★3日、グラフトン・ルームズ(リヴァプール)

★4日、ヴィクトリア・ホール(チェシャー)

★8日、コープ・ボールルーム(ヨークス)

★10日、MV ロイヤル・アイリス号(マージー川、キャヴァーン・クラブ主催船上コンサート)

★11日、オッド・スポット・クラブ(リヴァプール)

★13日、夜マジェスティック・ボールルーム(チェシャー)

★16日、リバーパーク・ボールルーム(チェシャー)ステージ数時間前にブライアン・エプスタインがピートにクビを宣告。ビッグ・スリーのドラマー、ジョニー・ハッチンソンが臨時でドラムを担当。

★17日、マジェスティック・ボールルーム(チェシャー)、タワー・ボールルーム(ワラシー) この日もジョニー・ハッチンソンがドラムを担当。

★18日、ハルム・ホール(バーケンヘッド)リンゴ正式にビートルズのドラマーとしてステージ・デビュー

★20日、マジェスティック・ボールルーム(クルー)

★23日、リバーパーク・ボールルーム(チェスター)

★24日、夜マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★25日、マリーン・ホール・ボールルーム(ランクス)

★29日、フローラル・ホール・ボールルーム(ランクス)

★30日、夜リバーパーク・ボールルーム(チェシャー)

★31日、タウン・ホール(グロスターシャー)

【9月】

★2,3,5,6,9,10,12,13,16,17,19,20,23,26,28,30 キャヴァーン・クラブ(3,6,10,13,17,20.28日は昼の部、2,5,9,12,16,19,23,30日は夜の部、他は昼夜2回公演)

★1日、サブスクリブション・ルームズ(ストラウド)

★3日、夜クイーンズ・ホール(ランカシャー)

★6日、夜リアルト・ボールルーム(リヴァプール)

★7日、ニュートン・ダンシング・スクール(チェシャー)

★8日、YMCA(バーケンヘッド)、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★10日、クイーンズ・ホール(ウィドネス)

★13日、リバーパーク・ボールルーム(チェスター)

★14日、タワー・ボールルーム(ニューブライトン)

★15日、メモリアル・ホール(ノースウィッチ)

★17日、夜クイーンズ・ホール(ウィドネス)

★21日、タワー・ボールルーム(ワラシー)ロリー・ストームの誕生日を祝うイベント

★22日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★25日、ヘズウォル・ジャズ・クラブ(ウィラル)

★28日、夜MV ロイヤル・アイリス号(マージー川)「リバーボート・シャッフル」というイベントにメインで出演

★29日、オアシスクラブ(マンチェスター)

【10月】

★2,4,12、19日、キャヴァーンクラブ昼の部、3,7,13,21日、キャヴァーンクラブ夜の部、10,17、26日、キャヴァーンクラブ昼夜2回

★6日、ハルム・ホール(バーケンヘッド)3回公演

★11日、リアルト・ボールルーム(リヴァプール大学主催「ロックン・ツイスト・カーニバル」)

★12日、夜、タワー・ボールルーム(ワラシー)(ネムズ主催のコンサート。メインはリトル・リチャード。ビートルズ他12組出演)

★15日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★16日、ラ・スカラ・ボールルーム(チェシャー)

★20日、マジェスティック・ボールルーム(ヨークシャー)

★22日、クイーンズ・ホール(ウィドネス)(ピート・ベストがメンバーのリー・カーティス&オールスターズ共演)

★26日、夜、パブリック・ホール(ランカシャー)

★27日、ハルム・ホール(バーケンヘッド)

★28日、エンパイア・シアター(リヴァプール)(リヴァプールのトップクラスの劇場で2回のショー。メインゲストはリトル・リチャード)

【11月】

★1~14日、スター・クラブ(西ドイツ、ハンブルグ)

★17日、マトリックス・ホール(ワーウィックシャー)

★18日、夜、キャヴァーンクラブ

★19日、昼、キャヴァーンクラブ、夜、スメズウィック・バーズ・ボールルーム(スタッフォードシャー)、アデルフィ・ボールルーム(スタッフォードシャー)

★20日、フローラル・ホール(サウスポート)

★21日、昼、夜、キャヴァーンクラブ

★22日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★23日、夜、タワー・ボールルーム(ワラシー)

★24日、ロイヤル・リド・ボールルーム(フリントシャー)

★25日、夜、キャヴァーン・クラブ

★28日、夜、キャヴァーンクラブ、527クラブ(リヴァプール)ルイス・デパート従業員のダンス・パーティ。同デパートの最上階にて。

★29日、夜、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★30日、昼、キャヴァーンクラブ、夜、タウン・ホール(ランカシャー)

【12月】

★1日、メモリアル・ホール(ノースウィッチ)、タワー・ボールルーム(ワラシー)

★2日、エンバシー・シネマ(ノーサンプトンシャー)

★5日、昼夜、キャヴァーン・クラブ

★6日、クラブ・ジャンゴ(ランカシャー)

★7日、昼、キャヴァーン・クラブ、夜、タワー・ボールルーム(ワラシー)

★8日、オアシス・クラブ(マンチェスター)

★9日、夜、キャヴァーン・クラブ ジョージ・マーティンと後に妻になるジュディ・ロックハート・スミスがライヴを観に来る。

★10日、昼、キャヴァーン・クラブ

★11日、ラ・スカラ・ボールルーム(ランコーン)

★12日、昼夜、キャヴァーン・クラブ

★13日、コーン・エクスチェンジ(ベッドフォードシャー)キャンセルしたジョー・ブラウンの代役。

★14日、ミュージック・ホール(シュロップシャー)

★15日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド) このステージ後、マージービート誌の1962年度人気投票で2年連続1位に輝き、授賞式に出席。

★16日、夜、キャヴァーン・クラブ

★18~31日、スター・クラブ(ハンブルグ 西ドイツ)25日は休日 最後のハンブルグ巡業(28日の音源が混在しているという説もあるが、31日の音源が「スタークラブ音源」として手を替え品を替えして発売されている。)

【1963年】

【1月】

★2日、ロングモア・ホール(スコットランド)吹雪のため中止

★3日、トゥ・レッド・シューズ・ボールルーム(スコットランド)(この日はひどい悪天候のため、観客は2~30人程度しかいなかった。2008年にここでコンサートがあったことを記念したプレートが設置されている。)

★4日、タウン・ホール(スコットランド)

★5日、ミュージアム・ホール(スコットランド)

★6日、ビーチ・ボールルーム(スコットランド)

★10日、グラフトン・ボールルーム(リヴァプール)(5バンドが出演して、ビートルズはメインとして出演。ショーの数日前に100枚のチケットが盗難に遭ったが、通し番号がふってあったので100枚のチケットは無効になった。)

★11日、昼、キャヴァーン・クラブ、夜、プラザ・ボールルーム(スタッフォードシャー)(ランチタイム・ステージを終えスタッフォードシャーに向かうが悪天候のためようやく辿り着いた。プラザ・ボールルーム出演後に18キロ離れたワーウィックシャーのリッツ・ボールルームでステージの予定だったが、7年ぶりの寒波のためどうしても行くことができず延期になった。)

★12日、インビクタ・ボールルーム(ケント)

★14日、シビック・ホール(チェシャー)

★17日、昼、キャヴァーン・クラブ、夜、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)満員のため500人が入場できず。

★18日、フローラル・ホール・ボールルーム(モアカム)

★19日、タウン・ホール・ボールルーム(シュロップシャー)

★20日、夜、キャヴァーン・クラブ

★23日、夜、キャヴァーン・クラブ (朝ロンドンを出発して開演時間ギリギリにリヴァプールに着いた。移動のバンの運転をしていたニール・アスピノールが病気のため、臨時アシスタントとして後に正式なロード・マネジャーとなるマル・エヴァンスが雇われ替わりに運転したが、バンのフロントガラスが割れ寒気が吹き込む猛烈な寒さの中、ビートルズのメンバーは後部座席で折り重なりながら寒さをしのいだ)

★24日、アセンブリー・ホール(フリントシャー)(コンサートに先立ち、ブライアン・エプスタインの経営するレコード店「NEMS」でサイン会。またレコード売り場から2階のAV機器売り場へ続く階段をステージとして、アコースティック・ライブを短時間行なった。階段の壁に「First Floor Television Audio&Tape Recorders」と書かれてある前でギターを持ったメンバーが写った写真がそのときのもの)

★25日、コーポレイティブ・ホール(ランカシャー)

★26日、エル・リオ・クラブ(チェシャー)、キングズ・ホール(スタッフォードシャー)

★27日、スリー・コインズ・クラブ(ランカシャー)

★28日、マジェスティック・ボールルーム(ノーサンバーランド)

★30日、昼、キャヴァーン・クラブ

★31日、昼、キャヴァーン・クラブ、夜、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)(地元リヴァプールの音楽紙マージービートのチャートで1位となったせいか、マジェスティック・ボールルームのチケットの申し込みが殺到し、2回公演を観客完全入替制で行なった。)

【2月】

★1日、アセンブリー・ルームズ(スタッフズ)、セント・ピーターズ・チャーチ・ホール(ワーウィックシャー)

★2日、ゴーモント・シネマ(ブラッドフォード)(この日~9日までヘレン・シャピロの前座として全国ツアー)(メインのスターと何組かの前座がパッケージとなってツアーを行なうのが、当時のイギリスでの通例となっていた。ビートルズも前座の一員で、4曲程度演奏していたが、Please Please Meのヒットでビートルズ目当ての客も増えて、前半のトリに昇格した。)

★3日、夜キャヴァーン・クラブ(リズム&ブルース・マラソンのメインとして出演)

★4日、昼キャヴァーン・クラブ(ランチタイム最後の出演)

★5日、ゴーモント・シネマ(ヨークシャー)

★6日、グラナダ・シネマ(ベッドフォードシャー)

★7日、リーガル・シネマ(ヨークシャー)

★8日、ABCシネマ(カンバーランド)(2回公演)

★9日、エンパイア・シアター(ダラム)

★12日、アゼナ・ボールルーム(ヨークシャー)、アストリア・ボールルーム(ランカシャー)(この日の演奏曲目をパーロフォン・レコードのビートルズ・プロも・ポストカードの裏にジョンが記したものが、2003年に発見された。ジョンがゴミ箱に捨てたものを、地元のバンド「マイク・ストーンズ&アイデンズ」のドラマーが拾っていたもの。)

★13日、マジェスティック・ボールルーム(ハル)

★14日、ロカルノ・ボールルーム(リヴァプール)

★15日、リッツ・ボールルーム(バーミンガム)

★16日、カーファックス・アセンブリー・ルームズ(オックスフォードシャー)

★18日、クイーンズ・ホール(ウィドネス)(2回公演)

★19日、夜キャヴァーン・クラブ(ピート・ベスト在籍のリー・カーティス&オールスターズと共演)(出演前にNMEのチャートでPlease Please Meが1位になるという知らせをキャヴァーンのDJボブ・ウーラーがアナウンスした。歓喜するファン、全国区のスターになるということでリヴァプールだけのビートルズでなくなるという寂しさを感じるファンの感情が入り混じり、泣き崩れる者もいた。)

★20日、スイミング・バース(ヨークシャー)

★21日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)(2回公演)

★22日、オアシス・クラブ(マンチェスター)

★23日、グラナダ・シネマ(ノッツ)(この日から3月3日までヘレン・シャピロの前座として2回目の全国ツアー)

★25日、カジノ・ボールルーム(ランカシャー)

★26日、ゴーモント・シネマ(サマセット)

★27日、リアルト・シアター(ヨークシャー)

★28日、グラナダ・シネマ(シュロップシャー)

【3月】

★1日、オデオン・シネマ(ランカシャー)

★2日、シティ・ホール(ヨークシャー)

★3日、ゴーモント・シアター(スタッフォードシャー)ヘレン・シャピロとのツアー最終日

★4日、プラザ・ボールルーム(セント・へレンズ)

★7日、エリザベン・ボールルーム(ノッティンガムシャー)NEMS所属のバンド等を集めた「マージー・ビート・ショーケース」に出演

★8日、ロイヤル・ホール(ヨークシャー)

★9日、グラナダ・シネマ(ロンドン)トミー・ロウ、クリス・モンテスとのツアー初日(トミーとクリスがメインのツアーだったが、Please Please MeがNo,1になったことで、最初からビートルズ目当ての観客が押し寄せる事態になったため、急遽プロモーターはビートルズをメインにすることを決定したが、トミー・ロウは契約違反だとして激怒。ビートルズ側も全米No,1ヒット曲を持つトミーと全英No,2ヒット曲を持つクリスに敬意を払っていて、プロモーターの意見に反対した。また、大人しい目の曲が多かったクリスにはビートルズ・ファンからブーイングを受け、「あれは気の毒だった。」とジョージが回想している。)

★10日、ヒッポドローム・シアター(ワークス)

★12日、グラナダ・シネマ(ベッドフォード)ジョンがインフルエンザ。ジョン抜きの3人のステージ(14日までの3公演はジョン抜きの3人編成。ジョージがジョンのパートを歌うなどして乗り切った。)

★13日、リアルト・シネマ(ヨーク)ジョン抜き

★14日、ゴーモント・シネマ(スタッフス)ジョン抜きの3人ビートルズ

★15日、コルストン・ホール(ブリストル)2回公演 ジョン復帰

★16日、シティ・ホール(シェフィールド)

★17日、エンバシー・シネマ(ピーターボロー)

★18日、リーガル・シネマ(グロウスターシャー)

★19日、リーガル・シネマ(ケンブリッジシャー)

★20日、ABCシネマ(エセックス)

★21日、ABCシネマ(サリー)

★22日、ゴーモント・シネマ(ドンカスター)

★23日、シティ・ホール(ノーサンバーランド)

★24日、エンパイア・シアター(リヴァプール)

★26日、グラナダ・シネマ(マンスフィールド)

★27日、ABCシネマ(ノーサンプトンシャー)

★28日、ABCシネマ(デボンシャー)

★29日、オデオンシネマ(ロンドン)

★30日、ギルド・ホール(ハンプシャー)

★31日、ド・モンフォール・ホール(レイチェスターシャー)トミー・ロウ、クリス・モンテスとのツアー、最終日

【4月】

★4日、ロクスバラ・ホール(バッキンガムシャー)

★5日、スイミング・バーズ(ロンドン)

★6日、パビリオン・ガーデンズ・ボールルーム(ダービーシャー)

★7日、サボイ・ボールルーム(ハンプシャー)

★9日、ゴーモント・ステート・シアター(ロンドン) 1,000人ものファンがステージに押し寄せ会場は大混乱。新曲「From Me To You」ステージで初公開。

★10日、マジェスティック・ボールルーム(バーケンヘッド)

★11日、コープレイティヴ・ホール(ランカシャー)

★12日、夜キャヴァーン・クラブ

★15日、リバーサイド・ダンシング・クラブ(ウオーチェスターシャー)

★17日、マジェスティック・ボールルーム(ベッドフォードシャー)

★19日、キングス・ホール(ストーク・オン・トレント)

★20日、マージー・ビュー・プレジャー・グラウンズ(チェシャー)

★21日、エンパイア・プール(ミドルセックス)※NME誌の1962~63年度人気投票受賞者の出演するコンサート「ポール・ウィナーズ」に出演。ビートルズは人気投票で受賞していなかったが、No1シングルを2枚出していたことにより、特別ゲスト出演。夜、ピガール・クラブ(ロンドン)※高級ナイトクラブでのショーを一夜限りの条件で引き受けた。観客はティーンエイジャーたちではなく、ビートルズのメンバーよりも結構年上の裕福なビジネスマンやその家族や知り合いたちであり、ショーの途中でジョンが皮肉で「叫びたければ叫んでいいんですよ」というあおりに、観客は上品な笑いを返した。またブライアン・エプスタインが個人的に招待した業界関係者の姿もあり、ブライアンはビートルズが一流の会場のステージに立てるバンドだということをアピールする狙いだった。

★23日、フローラル・ホール(サウスポート)

★24日、マジェスティック・ボールルーム(ロンドン)

★25日、フェアフィールド・ホール(サリー)

★26日、ミュージック・ホール(シュールズベリー)

★27日、メモリアル・ホール(ノースウィッチ)

【5月】

★11日、インペリアル・ボールルーム(ランカシャー)

★14日、リンク・ボールルーム(ダラム)

★15日、ロイヤルティ・シアター(チェシャー)

★17日、グロブナー・ルームズ(ノーフォーク)

★18日、アデルフィ・シネマ(バッキンガムシャー)この日からロイ・オービソンとのパッケージ・ツアー開始。他の共演者はジェリー&ペースメイカーズ。

★ロイがメイン・アクトのパッケージ・ツアーだったが、ツアー開始まもなく人気急上昇中のビートルズがメイン・アクトとなる。とはいえ、ビートルズの4人にとって憧れのアーティストであるロイを差し置いての出演順となったことにジョージは「どうすりゃいいんだ、ロイの後に出るのかよ、って真剣に悩んだよ」と後に語っている。

★ジョンとポールはツアー移動中のバスの中で作曲をしているロイの姿に感銘を受け、自らも移動中であっても作曲をするようになる。ちなみにこのときにロイが作曲していた作品はヒット曲「Oh Pretty Woman」であった。

★19日、ゴーモント・シネマ(ヘンリー)

★20日、ゴーモント・シネマ(ハンプシャー)

★22日、ゴーモント・シネマ(サフォーク)

★23日、オデオン・シネマ(ノッツ)

★24日、グラナダ・シネマ(ロンドン)

★25日、シティ・ホール(シェフィールド)

★26日、エンパイア・シアター(リヴァプール)

★27日、キャピトル・シネマ(グラモーガンシャー)

★28日、ゴーモント・シネマ(ウスター)

★29日、リアルト・シネマ(ヨーク)

★30日、オデオン・シネマ(ランカシャー)

★31日、オデオン・シネマ(エセックス)

【6月】

★1日、グラナダ・シネマ(ロンドン)

★2日、ヒッポドローム・シアター(エセックス)

★3日、グラナダ・シネマ(ロンドン)

★4日、タウン・ホール(ワーウィックシャー)

★5日、オデオン・シネマ(ヨークシャー)

★7日、オデオン・シネマ(ラナークシャー)

★8日、シティ・ホール(ニューカッスル)

★9日、キング・ジョージズ・ホール(ランカシャー)

★10日、パビリオン(サマーセット)

★12日、グラフトン・ルームズ(リヴァプール)

★13日、パレス・シアター・クラブ(チェシャー)、サザン・スポーティング・クラブ(ランカシャー)

★14日、タワー・ボールルーム(ワラシー)

★15日、シティ・ホール(ウィルシャー)

★16日、オデオン・シネマ(エセックス)

★21日、オデオン・シネマ(サリー)

★22日、タウン・ホール・ボールルーム(モンマウスシャー)

★25日、アストリア・ボールルーム(ヨーク)

★26日、マジェスティック・ボールルーム(ニューカッスル)

★28日、クイーンズ・ホール(ヨークシャー)

★30日、ABCシネマ(ノーフォーク)

【7月】

★5日、プラザ・ボールルーム(オールド・ヒル)共演はデニー&ディプロマッツ。デニーとはデニー・レインのことである。

★6日、メモリアル・ホール(ノースウィッチ)

★7日、ABCシアター(ランカシャー)

★8~13日、ウィンター・ガーデンズ(ケント)6日連続、1日2公演。

★19日、リッツ・ボールルーム(フリントシャー)

★20日、リッツ・ボールルーム(フリントシャー)

★21日、クイーンズ・シアター(ランカシャー)

★22~27日、オデオン・シネマ(サマーセット)

★28日、ABCシネマ(グレート・ヤーマウス)

★31日、インペリアル・ボールルーム(ネルソン)

【8月】

★2日、グラフトン・ルームズ(リヴァプール)

★3日、キャヴァーン・クラブ(リヴァプール)キャヴァーン最後の出演

★4日、クイーンズ・シアター(ブラックプール)会場周辺にいるファンを避けるため、メンバーは屋根伝いに会場へ入る。

★5日、アボッツ・フィールド・パーク(ランカシャー)

★6日、スプリング・フィールド・ボールルーム(ジャージー島)この日から5夜連続のチャネル諸島公演

★7日、スプリング・フィールド・ボールルーム(ジャージー島)

★8日、オーディトリアム(ガーンジー島)

★9日、スプリング・フィールド・ボールルーム(ジャージー島)

★10日、スプリング・フィールド・ボールルーム(ジャージー島)

★11日、ABCシアター(ブラックプール)

★12日、オデオン・シネマ(カーナボンシャー)6夜連続公演

★13日、オデオン・シネマ(カーナボンシャー)

★14日、オデオン・シネマ(カーナボンシャー)

★15日、オデオン・シネマ(カーナボンシャー)

★16日、オデオン・シネマ(カーナボンシャー)

★17日、オデオン・シネマ(カーナボンシャー)

★19日、ゴーモント・シネマ(ボーンマス)(1日2公演、6日連続)

★20日、ゴーモント・シネマ(ボーンマス)

★21日ゴーモント・シネマ(ボーンマス)

★22日ゴーモント・シネマ(ボーンマス)

★23日、ゴーモント・シネマ(ボーンマス)

★24日、ゴーモント・シネマ(ボーンマス)

★25日、ABCシアター(ブラックプール)

★26日、オデオン・シネマ(サウスポート)(1日2公演、6日連続)前座にシラ・ブラックが選ばれる。

★27日、オデオン・シネマ(サウスポート)

★28日、オデオン・シネマ(サウスポート)

★29日、オデオン・シネマ(サウスポート)

★30日、オデオン・シネマ(サウスポート)

★31日、オデオン・シネマ(サウスポート)

【9月】

★4日、ゴーモント・シネマ(ウスター)

★5日、ゴーモント・シネマ(トーントン)

★6日、オデオン・シネマ(ベッドフォードシャー)

★7日、フェアフィールド・ホール(クロイドン)

★8日、ABCシアター(ブラックプール)

★13日、パブリック・ホール(プレストン)

★14日、メモリアル・ホール(ノースウィッチ)

★15日、ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)「グレート・ポップ・プロム」にメインとして出演。他にローリング・ストーンズなど11組出演。

【10月】

★5日、コンサート・ホール(スコットランド)この日から、ミニ・スコットランド・ツアーがスタートする。

★6日、カールトン・シアター(ファイフシャー)

★7日、ケアード・ホール(アンガス)

★11日、トレンサム・ガーデンズ(スタッフォードシャー)

★15日、フローラル・ホール(サウスポート)

★19日、パビリオン・ガーデンズ・ボールルーム(ボクストン)

★25日、ニーア・アウラン(スウェーデン)初の本格的海外ツアーである「スウェーデン・ツアー」がこの日より開始される。19時、21時の2回ステージ。

★26日、クングリガ・テニスハッレン(スウェーデン)17時、18時の2回ステージ

★27日、シルクス(スウェーデン)15時、17時、18時の3回ステージ

★28日、ブロースハッレン(スウェーデン)

★29日、スポットハッレン(スウェーデン)スウェーデン・ツアー最終日

【11月】

★1日、オデオン・シネマ(グロッセスターシャー)この公演から全英ツアーがスタート。

★2日、シティ・ホール(シェフィールド)

★3日、オデオン・シネマ(リーズ)2回公演

★4日、プリンス・オブ・ウェールズ・シアター(ロンドン)王室主催ロイヤル・バラエティ・パフォーマンスに出演。ジョンの宝石発言のステージである。翌年以降も毎年この王室主催のショーに招待されていたが、毎年断っている。

★6日、ABCシネマ(ノーサンプトン)

★9日、グラナダ・シネマ(ロンドン)会場周辺に6,000人ものファンが詰めかけ周辺の道路は大渋滞。車から降りたビートルズは絶叫するファンに取り囲まれてきていた服がビリビリに破れてしまった。ジョン、、、「いったい何のさわぎだ。どんなすごい奴が来るっていうんだ?ストーンズでも来るっていうのか?」

★10日、ヒッポドローム・シアター(バーミンガム)

★12日、ギルドホール(ポーツマス)中止 ポールがインフルエンザでダウン。12月3日に延期。

★13日、ABCシネマ(デボンシャー)2回公演

★14日、ABCシネマ(エクスター)

★15日、コールストン・ホール(ブリストル)

★16日、ウィンター・ガーデンズ・シアター(ハンプシャー)この日の演奏のなかで「She Loves You」のシーンとビートル・マニアの様子がアメリカのテレビ局3社によって撮影される。

★17日、コベントリー・シアター(コベントリー)

★19日、ゴーモント・シアター(ウォルバーハンプトン)

★21日、ABCシアター(カーライル)

★22日、グローブ・シネマ(ダラム)

★23日、シティ・ホール(ニューキャッスル・アポン・タイン)

★24日、ABCシアター(ヨークシャー)

★26日、リーガル・シネマ(ケンブリッジ)2回公演

★27日、リアルト・シアター(ヨーク)

★28日、ABCシネマ(リンカンシャー)

★29日、ABCシアター(ヨークシャー)2回公演

★30日、エンパイア・シアター(サンダー・ランド)

【12月】

★1日、ド・モンフォール・ホール(レスター)

★2日、グロブナー・ハウス・ホテル(ロンドン)

★3日、ギルドホール(ポーツマス)

【9月8日更新】★7日、エンパイア・シアター(リヴァプール)北部地区のファンクラブ会員2,500人の前で演奏し、BBCテレビが収録して「イッツ・ザ・ビートルズ」として放送された。「Boys」の演奏ではおそらくマイクの故障でリンゴのヴォーカルが聞こえなかった。また「Till There Was You」はいつもはポールが曲紹介をするが、この日はジョンが担当して「ザ・マッスル・マン(正しくはザ・ミュージック・マン)でペギー・レグ(正しくはペギー・リー)が歌った曲」 とジョークで紹介し「キャバーンでもよくこの曲を演奏したのを覚えている人もいるんじゃないかな」と言っている。

★7日、夜、オデオン・シネマ(リヴァプール)2回公演

★8日、オデオン・シネマ(ロンドン)

★9日、オデオン・シネマ(サウスエンド・オン・シー)楽屋でBBCテレビのインタビュー

★10日、ゴーモント・シネマ(ドンカスター)楽屋でBBCテレビのインタビュー

★11日、フューチャリスト・シアター(ヨークシャー)

★12日、オデオン・シネマ(ノッティンガム)

★13日、ゴーモント・シネマ(サウザンプトン)

★14日、ウィンブルドン・パレ(ロンドン)ファンのすさまじい熱狂振りを危惧した主催者が不測の事態が起こらぬようにと、ステージの四方に金網を張った。ファンは金網まで殺到し恐怖を感じたジョージは途中でギターを片付けて帰ろうとした。

★21日、ゴーモント・シネマ(ブラッドフォード)ビートルズ・クリスマス・ショーのプレビューで、演奏のみ行なわれた。

★22日、エンパイア・シアター(リヴァプール)ビートルズ・クリスマス・ショーのプレビューで、演奏のみ行なわれた。

★24日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショーがスタートする。ステージではライヴ演奏の他コメディ劇「なんてすてきな夜」も披露され、ジョンは悪役「サー・ジョン・ジャスパー」、ポールは「信号手」、ジョージは「ヒロイン」、リンゴは「雪」を演じた。

★26日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★27日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★28日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★29日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★30日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★31日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

【1964年】

【1月】

1日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

2日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

3日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★4日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★6日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★7日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★8日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★9日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★10日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★11日、アストリア・シネマ(ロンドン)ビートルズ・クリスマス・ショー (2回公演)

★15日、シネマ・シラノ(ベルサイユ フランス)パリのオランピア劇場での3週間公演に備えて、共演者も含めてのウォーミング・アップ・コンサートを2,000人の観客を前に行なう。

16日、オランピア劇場(パリ フランス)3週間公演の初日。共演はトリニ・ロペス、シルヴィ・ヴァルタン他。スポンサーは英国航空会社「BEA」。

★言葉や文化の違うフランスで苦戦し、シルヴィ・バルタンに客を奪われたがツアーが進むにつれてビートルズ人気が上昇してきた。しかし、オランピア劇場の電力施設がお粗末であったために、ビートルズの演奏がスタートした瞬間ブレーカーが落ちたりするなどのトラブルも起こった。

★初日のステージ終了後、「I Want To Hold Your Hand」が全米チャート1位になったとの知らせが入り、ポールはマル・エヴァンズの背中に乗り大はしゃぎをした。

★セット・リスト、、、「From Me To You」「Roll Over Beethoven」「She Loves You」「This Boy」「Boys」「I Want To Hold Your Hand」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」

★余裕からなのか、ジョージは「ゲイっぽい男がリンゴ!と叫んでいるだけだった」とジョークを飛ばしている。

★ジョンのコメント、、、「ハンブルグ時代の古いロックン・ロールをやってもよかったんだが、俺たちはメインだから、そうはいかないのさ。」

17日、オランピア劇場(パリ フランス)

★18日、オランピア劇場(パリ フランス)

★19日、オランピア劇場(パリ フランス) 昼の部の一部がフランスのラジオ局で放送。ジョージのコメント、、、「俺たちに断りなく放送された。」

★20日、オランピア劇場(パリ フランス) フランスのラジオ局でインタビューが放送。

★21日、オランピア劇場(パリ フランス)

★22日、オランピア劇場(パリ フランス)

★23日、オランピア劇場(パリ フランス)

★24日、オランピア劇場(パリ フランス)ラジオのインタビューを受けたが、ジョンの名前が「レモン」と間違って呼ばれていた。

★25日、オランピア劇場(パリ フランス)

★26日、オランピア劇場(パリ フランス)

★27日、オランピア劇場(パリ フランス)

★28日、オランピア劇場(パリ フランス)

★29日、オランピア劇場(パリ フランス)

★30日、オランピア劇場(パリ フランス)

★31日、オランピア劇場(パリ フランス)

【2月】

★1日、オランピア劇場(パリ フランス)

★2日、オランピア劇場(パリ フランス)

★3日、オランピア劇場(パリ フランス)

★4日、オランピア劇場(パリ フランス)3週間に渡るロングラン公演の最終日

★11日、ワシントン・コロシアム(ワシントンDC アメリカ)アメリカ初公演

★アメリカで記念すべき最初のコンサートは「ワシントン・コロシアム」でおこなわれ、会場の8092席はもちろん完売。

★ステージの四方すべてに観客席があるという珍しいセッティングだったため、1,2曲ごとにマイクやアンプを移動させ、ドラムセットに至ってはリンゴが自分でドラム台を回転させるということもあった。

★ニール・アスピノールのコメント、、、「大変だった。四方に観客を入れるボクシング・リングだったから、全方位に向けて演奏しなければならなかったんだ。ビートルズは1曲ごとに別方向を向かねばならず、ボクらは常にマイクを持って移動した。リンゴはステージの丸いターン・テーブルの上に座っていたが、それも自分たちで回さなきゃいけなかった。ところがこれが動かなくなってしまった。それで混乱を招いた瞬間もあったけど、内容はいいコンサートだった。そのコンサートが撮影されていて、アメリカのキッズがお金を払って劇場に出かけ、このコンサートを見たという事実を20年後に知ったけどね。」

★12日、カーネギー・ホール(ニューヨーク アメリカ)

★ワシントンDC公演の翌日2月12日に行われたのが「カーネギー・ホール公演」。「クラシックの殿堂」とよばれるこのホールはニューヨークのマンハッタンにある。

★6,000枚のチケットはもちろん完売で追加席も売り出されたが、この追加席はなんとステージ上。メンバーの左右と後ろに設けられた。

★ジョンのコメント、、、「カーネギー・ホールは最悪だった。音響は劣悪で観客はステージにいる始末。舞台裏はロックフェラー家の跡継ぎ争いみたいで手がつけられない状態だった。少なくともロック・ショーという雰囲気じゃなかった。俺たちがオリに入れられたサーカスのようだった。バックステージでもステージ上でも触られたり話しかけられたりしたよ。まるでペットのようにね。」

★ステージは午後7時45分と午後11時15分の2回公演。楽屋ではイギリスの歌手シャーリー・バッシーの訪問があったり、「She Loves You」が100万枚売れたことを記念して、スワン・レコードからゴールド・ディスクが授与された。

★コンサートのチケットは1月27日に発売開始。翌日にはすべて完売した。プロモーターはあのシド・バーンスタイン。前座は2回のステージともに「ブライヤーウッズ」というバンドが務めた。

★映像、音源ともにほとんど記録が残っておらず、セットリストは謎だが、はっきりしているのは「This Boy」「She Loves You」。だが前日のワシントンDCとほぼ変わらない内容と推察される。

★同行していたジョージ・マーティンは、カーネギー・ホール公演を録音してライヴ・アルバムをリリースする構想を持っていて、キャピトル・レコードも賛同していたが、アメリカ音楽家連盟の反対で実現しなかった。

★カーネギー・ホール公演の後、プロモーターのシド・バーンスタインはブライアン・エプスタインに対し「翌週、マジソン・スクエア・ガーデンでコンサートを行えば2万5000ドルのギャラを支払い、英国ガン基金に5000ドル寄付する。チケットはすぐに印刷できるし、即完売するだろう。」とのオファーを出したが、ブライアンは「またの機会にしよう」として断った。

【4月】

★26日、エンパイア・プール (ウェンブリー イギリス)NME誌主催の「ポール・ウィナーズ・オールスター・コンサート」にメインとして出演。

★NME誌ポール・ウィナーズ・コンサートのセットリスト 「She Loves You」「You Can't Do That」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」「Can't Buy Me Love」

★29日、ABCシネマ (エディンバラ イギリス)

★30日、オデオン・シネマ (グラスゴー イギリス)

【5月】

★31日、プリンス・オブ・ウェールズ・シアター (ロンドン イギリス)ブライアン・エプスタイン主催のコンサート「ポップス・アライヴ」に出演。

★7週連続のショーで、1週目からサーチャーズ、ビリー・J・クレイマー・ウィズ・ダコタス、ロイ・オービソンらがメインアクトを務め、ビートルズは5週目のメインとして登場。

★ポップス・アライヴ セットリスト 「Can't Buy Me Love」「All My Loving」「This Boy」「Roll Over Beethoven」「Till There Was You」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」

【6月】

★4日、KBハーレン (コペンハーゲン デンマーク)デンマークを皮切りに、オランダ、香港、オーストラリア、ニュージーランドをまわる27日間のワールド・ツアーが始まる。リンゴが扁桃腺炎のため、ジミー・ニコルが13日まで代役を務める。

★リンゴの扁桃腺炎と咽頭炎は出発前日に発症し、病院に運ばれて入院となった。

★ジミー・ニコルを代役に抜擢するにあたってジョージは「ビートルズにボクら以外のメンバーはありえない。」と猛反対したが、コンサートのキャンセルにはかなりの額の賠償金が生じることがわかり、しぶしぶ了承した。

★ジミー・ニコル、、、「バンドに上手くなじんでいたからファンの多くは受け入れてくれたんだと思う。髪型も服装もビートルズに合わせたし、リンゴらしい呑気な演奏をするように心がけたからね。(1987年)」

★ジミー・ニコル、、、「ステージでジョンは完全に舞い上がっていた。前夜の酒の飲み過ぎのためか、かなり汗をかきまくっていた。(1987年)」

★結局は暖かくジミーを迎えることになったものの、ジョージは後々まで後悔し「あれはまずかった。リンゴ抜きでやるべきではなかった。当時ボクは若すぎて主張すべき物事がよく見えていなかったんだ。」とコメントしている。

★ワールド・ツアー初日の公演が終わるとすぐにポールはリンゴに電報を打った。「君がいないとこんなに寂しいなんてボクらは思いもよらなかったよ。早くよくなれよ。」

★リンゴはいかに病気のためだとはいえ代役を立てられたことについて「メンバー・チェンジもあり得るんじゃないか。」と心配したという。

★セット・リスト 「I Saw Her Standing There」「I Want To Hold Your Hand」「You Can't Do That」「All My Loving」「She Loves You」「Till There Was You」「Roll Over Beethoven」「Can't Buy Me Love」「This Boy」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」

5日、カフェレストラン・トレスロング (ヒレホム オランダ)

★テレビ放送用のステージで、レコードに合わせた口パクの疑似演奏。ただし、ボーカル・マイクはONになっているために、レコード音源のボーカルとステージでのボーカルが重なったサウンドで放送されている。

★セットリスト 「Twist And Shout」「All My Loving」「Roll Over Beethoven」「Long Tall Sally」「She Loves You」「Can't Buy Me Love」

6日、フェイリンハル・オブ・ホープ・ファン・ぜーハン (ブロッカー オランダ)2回公演

★セットリスト(1回目公演)「I Saw Her Standing There」「I Want To Hold Your hand」「All My Loving」「She Loves You」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」(2回目公演)「I Saw Her Standing There」「I Want To Hold Your hand」「All My Loving」

9日、プリンセス・シアター (香港)2回公演

★セット・リスト 「I Saw Her Standing There」「I Want To Hold Your Hand」「You Can't Do That」「All My Loving」「She Loves You」「Till There Was You」「Roll Over Beethoven」「Can't Buy Me Love」「This Boy」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」

★初のアジア公演となったが、実は香港に駐留しているイギリス軍がチケットをまとめて購入しており、観客はほとんどがイギリス人であった。

★ポール、、、「中国の人はビートルズなんか知らなかったんじゃない?」

★公演前日の6月8日香港の啓徳空港に到着した際、1000人のファンが出迎えた。

★12日、センテニアル・ホール (アデレイド オーストラリア)2回公演

★セット・リスト 「I Saw Her Standing There」「I Want To Hold Your Hand」「You Can't Do That」「All My Loving」「She Loves You」「Till There Was You」「Roll Over Beethoven」「Can't Buy Me Love」「This Boy」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」

★アデレイドの宿泊先となったホテルの周りには、5万人の群集が詰め掛けた。

★13日、センテニアル・ホール (アデレイド オーストラリア)2回公演

★セット・リスト(15,16日、18日~20日も同じ) 「I Saw Her Standing There」「I Want To Hold Your Hand」「You Can't Do That」「All My Loving」「She Loves You」「Till There Was You」「Roll Over Beethoven」「Can't Buy Me Love」「This Boy」「Twist And Shout」「Long Tall Sally」

★15日、フェスティバル・ホール (メルボルン オーストラリア)2回公演 リンゴがステージに復帰

★16日、フェスティバル・ホール (メルボルン オーストラリア)2回公演

★17日、フェスティバル・ホール (メルボルン オーストラリア)2回公演 

★ステージの模様は地元テレビ局によって撮影されており、リンゴが観客に復帰のあいさつをするシーンなどを見ることが出来る。テレビは「ザ・ビートルズ・シング・フォー・シェル」という特番で放送された。

★セットリスト 「You Can't Do That」「All My Loving」「She Loves You」「Can't Buy Me Love」「Long Tall sally」

★18日、シドニー・スタジアム (シドニー オーストラリア)2回公演

★19日、シドニー・スタジアム (シドニー オーストラリア)2回公演

★20日、シドニー・スタジアム (シドニー オーストラリア)2回公演

★22日、タウン・ホール (ウェリントン ニュージーランド)2回公演 

★セットリスト(29日の1回目公演まで) 「I Want To Hold Your Hand」「I Saw Her Standing There」「You Can't Do That」「All My Loving」「She Loves You」「Till There Was You」「Roll Over Beethoven」「Can't Buy Me Love」「This Boy」「Long Tall Sally」「Twist And Shout」

★23日、タウン・ホール (ウェリントン ニュージーランド)2回公演

★24日、タウン・ホール (オークランド ニュージーランド)2回公演

★25日、タウン・ホール (オークランド ニュージーランド)2回公演

★26日、タウン・ホール (ダニディン ニュージーランド)2回公演

★27日、マジェスティック・シアター (クライスト・チャーチ ニュージーランド)2回公演

★29日、フェスティバル・ホール (ブリスベン オーストラリア)2回公演

★セットリスト(29日2回目公演と30日)「Twist And Shout」「I Want To Hold Your Hand」「I Saw Her Standing There」「You Can't Do That」「All My Loving」「I Wanna Be Your man」「She Loves You」「Till There Was You」「Roll Over Beethovev」「Can't Buy Me Love」「This Boy」「Long Tall Sally」

★30日、フェスティバル・ホール (ブリスベン オーストラリア)2回公演

【7月】

★12日、この日からリゾート地夏期公演、スウェーデン・ツアーが開始される。初日はイギリスのブライトンにあるヒッポドローム・シアターで行われた。

★26日、オペラ・ハウス (ブラックプール イギリス)

★28日、ヨハネスホフ・スタディオン (ストックホルム スウェーデン)マイクのトラブルでジョンとポールが感電したり、リンゴが落としたマイクがジョンの頭を直撃するなど、マイク絡みのトラブルが起こった。

★29日、ヨハネスホフ・スタディオン (ストックホルム スウェーデン)2曲目が「You Can't Do That」であったため、オープニングの「I Saw Her Standing There」でジョージが12弦を弾く珍しいサウンドになっている。

【8月】

★2日、ゴーモント・シネマ (ボーンマス イギリス)前座はキンクスが務める

★9日、フューチャリスト・シアター (スカーボロ イギリス)

★16日、オペラ・ハウス (ブラックプール イギリス)前座はハイ・ナンバーズ(後のザ・フー)。ポールはジョン・エントウィッスルが使っていたリッケンバッカー4001ベースに興味を示し「そのベースはどうだい?」とたずね、エントウィッスルは「あまり良くないよ。今でもネックが反っている」と答えている。

★19日、カウ・パレス (サンフランシスコ アメリカ)初のアメリカ・ツアーがスタート。

★20日、コンベンション・センター (ラスベガス アメリカ)

★21日、シアトル・センター・コロシアム (シアトル アメリカ)

★22日、エンパイア・スタジアム (バンクーバー カナダ)

★23日、ハリウッド・ボウル (ロサンゼルス アメリカ)

★26日、レッド・ロックス・アンフィシアター (デンバー アメリカ)

★27日、シンシナティ・ガーデンズ (シンシナティ アメリカ)

★28日、フォレスト・ヒルズ・テニス・スタジアム (フォレスト・ヒルズ アメリカ)

★29日、フォレスト・ヒルズ・テニス・スタジアム (フォレスト・ヒルズ アメリカ)

★30日、コンベンション・ホール (アトランティック・シティ アメリカ)

【9月】

★2日、コンベンション・ホール (フィラデルフィア アメリカ)

★3日、インディアナ・ステート・フェア・コロシアム (インディアナポリス アメリカ)

★4日、ミルウォーキー・アリーナ (ミルウォーキー アメリカ)

★5日、インターナショナル・アンフィシアター (シカゴ アメリカ)

★6日、オリンピア・スタジアム (デトロイト アメリカ)

★7日、メイプル・リーフ・ガーデンズ (トロント カナダ)

★8日、フォーラム (モントリオール カナダ)

★11日、ゲイター・ボウル (ジャクソンビル アメリカ)

★12日、ボストン・ガーデン (ボストン アメリカ)

★13日、シビック・センター (ボルティモア アメリカ)

★14日、シビック・アリーナ (ピッツバーグ アメリカ)

★15日、パブリック・オーディトリアム (クリーブランド アメリカ)

★16日、シティ・パーク・スタジアム (ニューオーリンズ アメリカ)

★17日、ミューニシバル・スタジアム (カンザス・シティ アメリカ)

★18日、ダラス・メモリアル・オーディトリアム (ダラス アメリカ)

★20日、パラマウント・シアター (ニューヨーク・シティ アメリカ)

【10月】

★9日、ゴーモント・シネマ (ブラッドフォード)秋の全英ツアーのスタート

★セット・リスト「Twist & Shout」「Money (That's What I Want)」「Can't Buy Me Love」「Things We Said Today」「I'm Happy Just To Dance With You」「I Should Have Known Better」「If I Fell」「I Wanna Be Your Man」「A Hard Day's Night」「Long Tall Sally」

★10日、ド・モンフォール・ホール (レスター)

★11日、オデオン・シネマ (バーミンガム)

★13日、ABCシネマ (ランカシャー)

★15日、グローブ・シネマ (ストックトン・オン・ティーズ)

★16日、ABCシネマ (ハル)

★19日、ABCシネマ (スコットランド)

★20日、ケアド・ホール(スコットランド)テレビ局による撮影があった。

★21日、オデオン・シネマ (スコットランド)コンサートの騒動に便乗して暴動を起こした9人の若者が逮捕される。

★22日、オデオン・シネマ (リーズ)

★23日、ゴーモント・ステート・シネマ (ロンドン)

★24日、グラナダ・シネマ (ロンドン)

★28日、ABCシネマ (エクセター)

★29日、ABCシネマ (プリマス)

★30日、ゴーモント・シネマ (ボーンマス)

★31日、ゴーモント・シネマ (イプスウィッチ)

【11月】

★1日、アストリア・シネマ (ロンドン)

★2日、キングズ・ホール (ベルファスト)当初はオフ日だったが、ファンの強い要望で急遽コンサートが実現した。

★5日、オデオン・シネマ (ノッティンガム)

★6日、ゴーモント・シネマ (サウザンプトン)

★7日、キャピトル・シネマ (カーディフ)

★8日、エンパイア・シアター (リヴァプール)前年12月22日以来のリヴァプール公演

★9日、シティ・ホール (シェフィールド)

★10日、コルストン・ホール (ブリストル)全英ツアー最終日

【12月】

★24日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)「アナザー・ビートルズ・クリスマス・ショー」の初日。

★セット・リスト「Twist & Shout」「I'm A Loser」「Baby's In Black」「Everybody's Trying To Be My Baby」「Can't Buy Me Love」「Honey Don't」「I Feel Fine」「She's A Woman」「A Hard Day's Night」「Rock And Roll Music」「Long Tall Sally」

★26日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★28日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★29日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)この日はチャリティ公演

★30日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★31日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

【1965年】

【1月】

★1日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★2日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★4日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★5日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★6日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★7日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★8日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★9日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★11日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★12日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★13日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★14日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

★15日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

16日、ハマースミス・オデオン (ロンドン)(1日2回公演)

【4月】

★11日、エンパイア・プール (ロンドン)観客10,000人

★NME誌による1964、1965年の読者人気投票で選ばれたバンドが出演する「ポール・ウィナーズ・オールスター・コンサート」。

★セットリスト「I Feel Fine」「She's A Woman」「Baby's In Black」「Ticket To Ride」「Long Tall Sally」。

★ビートルズは最優秀ブリティッシュ・ボーカル・グループ、最優秀ワールド・ボーカル・グループ、ジョン個人が最優秀ブリティッシュ・ボーカルで受賞した。

★メンバー個人の受賞としては、最優秀ワールド男性シンガー部門でポールが6位、ジョンが8位。世界の音楽界の著名人部門でジョン2位ポール6位リンゴ12位ジョージ14位。最優秀ブリティッシュ男性シンガーポール2位ジョン4位。

★コンサートの模様は2回にわたってテレビ放送され、ビートルズが出演した1回目は4月18日、日曜日の午後に放送された。

【6月】

★20日、パレ・デ・スポール (パリ フランス)この日からヨーロッパ・ツアーが始まる。午後3時と9時の2回公演

★ヨーロッパ・ツアー・セット・リスト、、、「Twist & Shout」「She's A Woman」「I'm A Loser」「Can't Buy Me Love」「Baby's In Black」「I Wanna Be Your Man」「A Hard Day's Night」「Everybody's Trying To Be My Baby」「Rock A d Roll Music」「I Feel Fine」「Ticket To Rode」「Long Tall Sally」

★唯一、アンコールに応えた公演とされているが、実際の曲数はヨーロッパ・ツアーの他の公演と一緒である。このパリ公演ではラストから2番目の「Ticket To Ride」の前に最後の曲として紹介し演奏後ステージを降りて、その後観客の声援に応えて再びステージに立って「Long Tall Sally」を演奏している。したがって「アンコールに応えた」と断言できるのか難しいところである。

★22日、パレ・ディベール・ド・リヨン (リヨン フランス)午後8時と10時の2回公演。観客はそれぞれ3,500人。

★24日、ベロドローモ・ピゴレッリ (ミラノ イタリア)野外コンサート。夕方4時半と夜9時半の2回公演。観客は夕方が7,000人、夜が2万人。

★25日、パラッツォ・デロ・スポルト (ジェノバ イタリア)夕方4時半と夜9時半の2回公演。客席数2万5千のアリーナだったが、チケット代が高額だったために夕方のステージには5,000人の観客しか集まらなかった。

★27日、テアトロ・アドリアーノ (ローマ イタリア)夕方4時半と夜9時半の2回公演。この公演もチケット代が高額だったために客席の半分程度しか観客が集まらなかった。

★28日、テアトロ・アドリアーノ (ローマ イタリア)夕方4時半と夜9時半の2回公演。前日の観客の入りが悪かったにもかかわらず追加された公演。

★30日、パレ・デ・ぜクスポジション (ニース フランス) 午後9時からの1回公演。

【7月】

★2日、プラザ・デ・トロス・デ・ラス・ベンタス (マドリード スペイン)会場は闘牛場。午後8時半からの1回公演。

★リンゴのコメント、、、「マドリードで印象的だったのは闘牛場で演奏したことだね。警察がめちゃくちゃ暴力的だった。警官が若者を本気で殴りつけるところを見たのは、それが初めてだった。」

★3日、プラザ・デ・トロス・モニュメンタル (バルセロナ スペイン)この会場も闘牛場。午後10時半からの1回公演。

★ポールのコメント、、、「バルセロナ市のお偉いさんたちが特等席に座り、他の席も全部金持ちの客ばかりだった。ボクらの演奏を本当に聴きたかったファンは闘牛場の外にいた。ボクらは頭に来て「どうして役人のために演奏しなきゃならないんだ。外にいるファンを会場に入れてくれ」って頼んだ。もちろん聞き入れてくれなかったけどね。」

【8月】

★15日、シェア・スタジアム (ニューヨーク)全米ツアーがスタート

★17日、メープルリーフ・ガーデンズ (トロント カナダ)

★18日、アトランタ・スタジアム (ジョージア州アトランタ)

★19日、サム・ヒューストン・コロシアム (テキサス州ヒューストン)

★20日、コミスキー・パーク (イリノイ州シカゴ)

★21日、メトロポリタン・スタジアム (ミネソタ州ミネアポリス)

★22日、メモリアル・コロシアム (オレゴン州ポートランド)

★28日、バルボア・スタジアム (カリフォルニア州サンディエゴ)

★29日、ハリウッド・ボウル (カリフォルニア州ロサンゼルス)

★30日、ハリウッド・ボウル (カリフォルニア州ロサンゼルス)

★31日、カウ・パレス (カリフォルニア州サンフランシスコ)

【12月】

★3日、オデオン・シネマ (グラスゴー)最後の全英ツアー 全会場で1日2回公演 リハーサルは何とマル・エヴァンズの住むアパートで簡単に済ませたという。このツアーでは合計5万人を動員した。

★セットリスト、、、「I Feel Fine」「She's A Woman」「If I Needed Someone」「Act Naturally」「Nowhere Man」「Baby's In Black」「Help!」「We Can Work It Out」「Yesterday」「Day Tripper」「I'm Down」

★「We Can Work It Out」ではジョンがオルガンを弾き、「Yesterday」ではポールがオルガンの弾き語りをした。

★4日、シティ・ホール (ニューカッスル・アポン・タイン)

★5日、エンパイア・シアター (リヴァプール)

★定員2,500人に対して4万人の応募があった。

★7日、アポロ・シアター (マンチェスター)

★8日、ゴーモント・シネマ (シェフィールド)

★9日、オデオン・シネマ (バーミンガム)

★10日、ハマー・スミス・オデオン (ロンドン)

★11日、フィンズベリー・パーク・アストリア・シネマ (ロンドン)

★NME誌のコメント、、、「彼らのフィンズベリー・パーク・アストリア・シネマでのコンサートは、この2年のうちで最も熱狂的で激しいステージだった。女の子たちがステージ上をクレイジーに走り回ったり、ヒステリーを起こした子もいた。くしゃくしゃの顔で泣きながら、わめき声を上げて暴れている女の子は会場から連れ出されてしまった。」

★ジョンのコメント、、、「いったい何があったの?俺たち何か賞とか貰ったっけ?(会場のファンに向かって)」

★ジョージのコメント、、、「今回は今までで一番信じられないようなコンサートだった。北部ではファンタスティックだったけど、以前ロンドンではもっとクールだったんだ。だから信じられないよ。またもハプニングだね。」

★12日、キャピトル・シネマ (カーディフ)

【1966年】

【5月】

★1日、ウェンブリーのエンパイア・プールで恒例のNME誌読者人気投票による「ポール・ウィナーズ・コンサート」が開催され、ビートルズは最後となる出演をした。ジョンはエピフォン・カジノ、ジョージはギブソンSGを持ってステージに登場。初お目見えのギターとなった。

★ビートルズとして英国、世界最優秀ボーカル・グループ賞、またジョン単独で「最優秀ブリティッシュ・ボーカル賞」を受賞した。

★「If I Needed Someone」ではギブソンSGにカポ付けて弾いた。この曲では普段リッケンバッカー360/12を使用するが、唯一この日だけ6弦ギターで弾いた。

★他の出演者は「ローリング・ストーンズ」「ハーマンズ・ハーミッツ」「ロイ・オービソン」「スモール・フェイセズ」「ザ・フー」「ヤードバーズ」など。

★セット・リスト、、、「I Feel Fine」「Nowhere Man」「Day Tripper」「If I Needed Someone」「I'm Down」

★このステージがイギリスにおける最後のステージとなった。

★ABCテレビがコンサートの模様を収録したが、、エプスタインとの契約交渉が上手くいかずに、結局放送されなかった。

【6月】

★24日、サーカス・クローネ・バウ(ミュンヘン 西ドイツ)2回公演 観客はそれぞれ3千人。宿泊は移動に使った寝台列車の豪華スイートルーム車両。昼夜ともにドイツ国営テレビが収録し15分にまとめ7月5日に「ディー・ビートルズ」という番組で放送された。

★演奏曲目は、この後の日本公演とまったく同じであったが、テレビ放送では5曲がカットされて、放送されたのは「Rock And Roll Music」「Baby's In Black」「I Feel Fine」「Yesterday」「Nowhere Man」「I'm Down」の6曲。

★この日から始まったワールド・ツアーではあまり乗り気ではなかったメンバーを満足させるために、ツアー後に好きな国に行くことを約束し、その結果インドに行くことが決定していた。

★西ドイツ・ツアーは当地のエンターテインメント誌「ブラボー」がスポンサーになっており、「BRAVO Beatles Blitztournee」と名付けられていた。

★観客席がステージの後ろまで設けられており、ステージ上には関係者とみられる人物が数多く上っていて少し違和感がある。

★「Yesterday」の曲紹介をジョージがドイツ語でおこなっているが、「Beatles For Sale」からの曲と間違って紹介している。ちなみにこのステージでは通常よりも1音高いキーで演奏された。ポールの歌は間違えて1番と3番がごちゃ混ぜになっている。

★「Nowhere Man」は短縮され短くなり、サビのジョンの歌詞は1回目と2回目がレコードとは逆に歌われている。

★歌詞の間違いが非常に多く、ジョンが「Rock And Roll Music」ポールが「I'm Down」で間違えている。特に「I’m Down」ではのっけからポールが歌詞を度忘れしてジョンが教えるところからすでに崩壊しており、また曲全体の構成もぐちゃぐちゃになってしまうが、懐かしいドイツでのステージで気分がよかったのか、全員がステージ上で笑い出したりリラックスしていた。

★セットリスト、、、「Rock And Roll Music」「She's A Woman」「If I Needed Someone」「Day Tripper」「Baby's In Black」「I Feel Fine」「Yesterday」「I Wanna Be Your Man」「Nowhere Man」「Paperback Writer」「I'm Down」

★25日、グルーガハッレ(エッセン 西ドイツ)2回公演 観客はそれぞれ8千人 ステージの模様はニュース・フィルムによって一部収録されている。宿泊は寝台列車。

★26日、エルンスト・メルック・ハッレ(ハンブルグ 西ドイツ)2回公演 観客数は合計で1万1,200人 宿泊はグランド・シュロス・ホテル

★ハンブルグ公演の様子は、当時のニュース映像の中で「Nowhere Man」「Paperback Writer」の断片を見ることが出来るが、映像と音が合っていない。ジョンはサングラス姿でステージに立っている。

★ポールが「昔のよしみで出演しなければならないこともあった」とコメントしているように、ハンブルグ」のプロモーターからの熱烈なオファーで実現したステージとも言われている。

★ステージが終わった後、ジョンとポールは夜になってハンブルグの街にお忍びで繰り出した。

【7月】

★4日、リザル・メモリアル・フットボール・スタジアム(マニラ フィリピン)2回公演 観客数合計8万人 宿泊先はホテル・マニラ

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