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【A Collection Of Beatles Oldies】

【発売日】

★1966年12月10日

【チャート状況】

★全英チャート最高位7位

【収録曲】

(1) She Loves You シー・ラヴズ・ユー

(2) From Me To You フロム・ミー・トゥ・ユー

(3) We Can Work It Out 恋を抱きしめよう

(4) Help ! ヘルプ!

(5) Michelle ミッシェル

(6) Yesterday イエスタディ

(7) I Feel Fine アイ・フィール・ファイン

(8) Yellow Submarine イエロー・サブマリン

(9) Can't Buy Me Love キャント・バイ・ミー・ラヴ

(10) Bad Boy バッド・ボーイ

(11) Day Tripper デイ・トリッパー

(12) A Hard Day's Night ア・ハード・デイズ・ナイト

(13) Ticket To Ride ティケット・トゥ・ライド

(14) Paperback Writer ペイパーバック・ライター

(15) Eleanor Rigby エリナー・リグビー

(16) I Want To Hold Your Hand 抱きしめたい

【エピソード】

★EMIとの契約には「年に2枚のアルバムをリリースする」という項目があり、1966年に「Revolver」の1枚しかリリースしていないビートルズにとってもう1枚のアルバムをリリースすることが求められた。毎年、年末にニュー・アルバムを発表していたビートルズであるが出さないことを断言し、マネージャーのブライアン・エプスタインと通じて正式に発表した。

★苦肉の策としてEMI側はベスト盤のリリースを企画して、1966年10月30日から11月10日にかけてジョージ・マーティンがベスト盤のためのミックス作業を行なった。

ステレオ!これがビートルズvol.1

【発売日】

★1966年5月25日

【チャート状況】

【収録曲】

(1) Please Please Me プリーズ・プリーズ・ミー

(2) Anna (Go To Him) アンナ

(3) I Saw Her Standing There アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア

(4) Boys ボーイズ

(5) Misery ミズリー

(6) Chains チェインズ

(7) Ask Me Why アスク・ミー・ホワイ

(8) Twist And Shout ツイスト・アンド・シャウト

(9) A Taste Of Honey 蜜の味

(10) Love Me Do ラヴ・ミー・ドゥ

(11) Do You Want To Know A Secret ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット

(12) Baby It's You ベイビー・イッツ・ユー

(13) There's A Place ゼアズ・ア・プレイス

(14) P.S. I Love You P.S.アイ・ラヴ・ユー

【エピソード】

★イギリス・オリジナル盤と同じ収録曲にもかかわらず、ほとんどの曲順を入れ替えた理由は、当時の日本のレコード会社には「その国のリスナーの好みに合わせるのが当然」「オリジナルと全く同じ構成や曲順でリリースするのは、日本盤を手掛けるディレクターの怠慢。安直で工夫がない。」という考えがあったため。

ステレオ!これがビートルズvol.2

【発売日】

★1966年5月30

【チャート状況】

【収録曲】

(1) All My Loving オール・マイ・ラヴィング

(2) Please Mister Postman プリーズ・ミスター・ポストマン

(3) Don't Bother Me ドント・バザー・ミー

(4) It Won't Be Long イット・ウォント・ビー・ロング

(5) All I've Got To Do オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ

(6) Little Child リトル・チャイルド

(7) Till There Was You ティル・ゼア・ウォズ・ユー

(8) Roll Over Beethoven ロール・オーヴァー・ベートーベン

(9) Money (That's What I Want) マネー

(10) I Wanna Be Your Man アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン

(11) Hold Me Tight ホールド・ミー・タイト

(12) Devil In Her Heart デヴィル・イン・ハー・ハート

(13) Not A Second Time ナット・ア・セカンド・タイム

(14) You Really Got A Hold On Me ユー・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー

【エピソード】

★イギリス・オリジナル盤と同じ収録曲にもかかわらず、ほとんどの曲順を入れ替えた理由は、当時の日本のレコード会社には「その国のリスナーの好みに合わせるのが当然」「オリジナルと全く同じ構成や曲順でリリースするのは、日本盤を手掛けるディレクターの怠慢。安直で工夫がない。」という考えがあったため。

【The Beatles At The Hollywood Bowl】

【エピソード】

★人気絶頂時に結局発売されなかった理由はビートルズのメンバーとジョージ・マーティンが音質に納得しなかったためである。

【コメント】

★ジョン、、、「ハリウッド・ボウルは最高だったよ。最も楽しんだコンサートだったと思う。観客数はそこまででもなかったけど、ステージが大きくて、すごくよかった。観客は熱狂的だったけど、ハリウッド・ボウルのような場所でも自分の音は聞こえるし、いい音響だね。(1964年)

★ジョン、、、「ハリウッド・ボウルは好きじゃなかった。もし録音されていると知ったら、恐怖で死んでたよ。毎回ひどい出来だってことは知っていたし、ボーカルに関しても自分の音が聞こえなくて、ベースやドラムの音も聞こえない。ああいう会場は、バンドではなくオーケストラのために建てられたものなんだ。(1980年)」

★ポール、、、「音源を聞いて、発売を許可しないことにした。」

★ジョージ・マーティン、、、「率直に言って、私はコンサートを録音することには反対だった。録音クオリティが私たちのスタジオ作品にかなうはずがないことは分っていたが、それでも試すことになった。技術的には失望する出来だった。エンジニアたちはひどい条件で仕事をしなければならなかった。ビートルズのコンサートで起こる混乱、あるいはパニックとも言えるかもしれないが、その場にいたものでないと信じられないほどだった。3トラックのレコーディングしかできなかった。モニター・スピーカーが無かったから、ビートルズは自分たちの歌声も聞こえなかったし、1万7000人の健康なファンたちが絶えず発する悲鳴は、ジェット機の音もかき消すほどの大音量だった。」

★ヴォイル・ギルモア(プロデューサー)、、、「ビートルズが初めてアメリカを訪れた時、ボクたちはライヴ・アルバムを出したいと考えた。エプスタインは多分乗り気だったと思うけど、ビートルズはそうじゃなかった。彼らは貧しい家庭の育ちだったから、常にそういうのを意識していた。つまり発売済みの曲をライヴ盤として売り出すのはぼったくりだと考えていた。いい作品を作れるとボクは確信していたから、とにかくやらせてくれと頼んだ。録音機器を乗せたトラックをステージまで移動させてマイクを直接サウンドボードに繋げた。」

★ヴォイル・ギルモア、、、「ジョージ・マーティンは立ち会っていたけど、あまり興味がない様子だった。」

★ヴォイル・ギルモア、、、「そこまで悪いものではなかった。発売許可をもらえるんじゃないかと思って、テープをスタジオに持ち込んでしばらく作業をした。ビートルズに聞かせると、4人ともコピーを欲しいと言ったんで、5,6本くらい作って彼らに送ったんだ。気に入っていると彼らは言っていた。いいサウンドだし意外に感じたって。それでも彼らはこれをリリースしたがらなかった。」

【The Beatles 1】

【エピソード】

★2004年6月26日にポールがグランストンベリー・フェスティバルに出演した直後、売り上げが2倍になった。

★2004年10月30日にビルボード誌のヒットチャートで3位になり、2000年11月22日に初登場1位になって以降、何度もチャート1位に返り咲きながら、この日で通算200週チャート・インを記録した。

【Love】

★日本では2006年12月4日付けのオリコン総合チャートで3位初登場(洋楽部門では1位)となった。アルバムのTOP10入り獲得数で洋楽アーティスト歴代単独トップとなった。通算で17作目のTOP10入り。また2003年12月1日付けの「Let It Be ,Naked」以来3年ぶり通算12作目のチャート1位を記録した。

★ポールのコメント、、、「音質は60年代にアビー・ロード・スタジオでビートルズが演奏したときのサウンドに非常に近くなっている。いつもボクは言っているんだけど、テクノロジーの利点のひとつがこういうことさ。僕たちが当時レコーディングしたときスタジオの中で「ヒス音」や「ハム音」は聞こえなかった。ノイズは、あの時代のレコーディング機材のせいなんだ。だから現代の機材でその雑音をきれいに取り除くと、当時スタジオの中で実際に聞こえていたサウンドに近づくってわけ。まったくすごいことだよね。」

★ポールのコメント、、、「ボクたちは出来るだけ、そしてジョージたちが欲する以上にあれこれ何でも試してくれるように頼んだんだ。」

★2006年11月19日、キャピトル東急ホテルでプロデューサーのジャイルズ・マーティン氏を迎えて試聴会が行われた。試聴会に先立って行われた会見でジャイルズはビートルズのプロジェクトに関わることができたことや、父親であるジョージ・マーティン氏と共同作業が出来たことを誇りに思うことなどを語った。

★ジョージ・マーティンのコメント、、、「私たちはビートルズに依頼されて制作を始めました。まず最初に方向性を見つけることが重要でした。私たちはショーで使用される音楽はこのように聞こえるべきだというひとつの例として13分のテープを作りました。私たちはそれをポールとリンゴ、ヨーコとオリヴィアそれぞれに聞かせたのです。驚いたことに、そして嬉しいことに、彼ら全員そのテープを気に入ってくれたのです。すばらしい、この調子で続けてくれ、と彼らは言いました。」

★ジョージ・マーティンのコメント、、、「こんなことをすべきではなかったと非難するビートルズ・ファンはいるとは思いますが、そう多くはないでしょう。私たちはビートルズから正式に承認を得ています。いずれにせよ、私は人々がどう考えるか心配した事はありません。BBCが「A Day In The Life」を放送禁止にしたときもそうです。いちいちそういうことを気にしていると、何も冒険的なことはできないのです。私はこのアルバムで、ビートルズは生きている、現在進行形だということを示したかったのです。彼らの作品は博物館に展示されるようなものではないのだと。

★ジャイルズ・マーティンのコメント、、、「批判が起きた場合は、ボクは父の背後に隠れることができた。そのおかげで仕事がやりやすかった。さもなければアビー・ロード・スタジオに来てビートルズのテープに手を触れることなんて許されるはずがない。」

★ノエル・ギャラガーのコメント、、、「まったく退屈。5曲聴いただけでスイッチを切ったね。」

★リアム・ギャラガーのコメント、、、「もし、あなたがビートルズのアルバムをまだ持っていないのなら、「Love」は買わないほうがいいぜ。俺はこりごりだ。」

【モービル・フィデリティ・シリーズ】

★80年代にアメリカのモービル・フィデリティ・サウンド・ラボ社がマスター・テープを借り、日本のビクター・レコードでプレスしたレコード。カッティング時にテープスピードを半分にし慎重に音溝を刻み、最高級の音質を誇るオーディオマニア向けの高音質盤で、「Please Please Me」から「Let It Be」までの14タイトルがリリースされた。その中で「With The Beatles」だけがレコード盤を作成する「スタンパー」を作業員が誤って壊してしまい、途中でプレスが出来なくなってしまったために、「With The Beatles」のみ極端に数が少なく、ただでさえコレクターズ・アイテムとして高値で取引されているモービル盤のなかでもさらに高価になっている。

【The Beatles 1962-1966,1967-1970

【発売日】

★通称「赤盤」「青盤」。1973年4月16日発売。

★1973年3月にアメリカでテレビやラジオCMまで行なって、売れに売れていた海賊盤「The Beatles Alpha Omega」(各60曲収録、ソロナンバーも収録されていた)に対抗するべく、アップルが急遽発売した。訴訟を起こすよりも得策だと考えたため。

★ジョージが選曲したとされるが、アラン・クラインが選曲したともいわれている。

【コメント】

★ジョン、、、「赤盤、青盤がステレオ・リミックスされているとは思わなかった。あれはひどい。マスターからコピーして出すんだとばかり思っていたのさ。いや俺が勝手に思い込んでいたのかもしれないけど、出るまで聴きもしなかったんだよ。出てから持って帰って初めて聞いた。ギョッとしたね。そのままになっているのも一部あるけど、聴いていて恥ずかしくなったよ。どっかの馬鹿がステレオに変えようとしたらしいけど、うまくいくはずがないさ。」

★ジョン、、、「モノラルのままでいいんだ。だってモノラルとステレオじゃ明らかに違いがあるだろ。それにステレオ・ミキシングでごまかそうとしたら、中身が無くなっちまう。「Revolution」のスピード感がメチャクチャだ。だって、あれはヘヴィな曲だったんだ。それがアイスクリームみたいにヤワなものになってしまった。」

★ジョン、、、「選曲はジョージ・マーティンが仕切っていた。選曲リストが送られてきて意見を求められたけど、丁度忙しい時期だったんだ。海賊盤が出てプレッシャーがかかったから、ようやくリリースする気になったんだろう。」

【Let It Be...Naked】

【チャート状況】

★初登場順位 アメリカ5位、イギリス7位、日本2位 アメリカでは発売週に28万枚を売り上げた。

【収録曲】

1.Get Back

★リンゴのフィルインから始まるエンディングのリプライズ?部分がカットされている。このアルバムすべてに共通していることだが、当時の現場の撮影クルーの出す音、風、ハミング等の「余計な音」を苦労して取り除いてある。

2.Dig A Pony

3.For You Blue

4.The Long And Winding Rpad

★アルバム「Let It Be」収録のものとは、中間部の一部で歌詞が違っている。これについてアビー・ロードのエンジニアは非常に悩んだという。それというのもフィル・スペクターのプロデュースした「Let It Be ヴァージョン」が定着していて、今になってこの「別の歌詞」で良いのか?と悩んだ。しかしフィルの使用したものより後のヴァージョンで、さらには最終ヴァージョンなのでポールが望んでいた「歌詞」はこちらだろうという結論に達したそうだ。

★1969年1月31日にレコーディングされたバージョンが使われている。

5.Two Of Us

6.I've Got A Feeling

★ルーフトップ・コンサートより二つのヴァージョンを巧みな編集により繋げていて、「Let It Be」ヴァージョンとはかなり違った趣になっている。

7.One After 909

★ルーフ・トップで2回演奏されたものをミックスしている。

8.Don't Let Me Down

9.I Me Mine

★そもそも「オーバー・ダビングなし」というのがゲット・バック・セッションの基本ファクターであったが、この曲に関してはアルバム「Let It Be」に収録されたいきさつもあって、オーバーダビングなしだと「ドラムとギターだけ」になってしまうので、オーケストラのみカットしている。

10.Across The Universe

★フィルが施した女性コーラスやオーケストラのアレンジをすべて取り除いた。残るはジョンのギターとヴォーカルそしてタブラだけだが、エンディング部分にエコーとリヴァーヴが掛けられている。

11.Let It Be

★ギター・ソロはアルバム「Let It Be」のものではなく、映画「Let It Be」で弾かれていたものになっている。

★コーラスのレベルが大きくなっている。またリンゴのハイハットに掛けられていた「ディレイ」もスッパリとカットされている。

【エピソード】

★アビーロードのエンジニア、アラン・ルースとポール・ヒックスによれば、アルバム制作依頼がアップルより2002年の初め頃にあった。

★従来からあるアルバム「Let It Be」の「リメイク」という感覚を捨て、まったく新しいアルバムを制作するという認識の下、すべての曲のすべてのテイク、ヴァージョンを聴きなおすということから始めたという。相当な時間が掛かったそうだ。

★オリジナル「Let It Be」との違いとしてアビーロードのエンジニアが挙げている点は、すべての演奏をクリアに聴かせるということらしい。メンバー個々のサウンドはもちろん、ビリー・プレストンのエレクトリック・ピアノのサウンドまで鮮明になっていることである。

★完成したアルバムを聴いたポールとリンゴはとても出来栄えに満足し、テクノロジーの進歩とアビーロードのエンジニアの手腕に感嘆した。それを知ったアビーロードのエンジニア達は「我々はとても意義深いことをやった」と感激したという。そもそも、そのエンジニア達は皆ビートルズ・ファンであったという。

【コメント】

★ポール、、、「考えれば考えるほど映画「Let It Be」のサウンドは素朴で、むきだしのものと気づいたよ。フィルの手がけたアルバムは、あれはあれで大丈夫だ。ボクは嫌いじゃないけど、好きでもない。あんなふうに世に出たけど、当時ボクはオーヴァーダブがまったくないオリジナルのミックスを聴いて「ワォ!恐ろしいくらいにむきだしだね」と思ったもんさ。ボクは本当にそれが好きだったんだ。これこそバンド。これこそボクらだと思った。飾り気も技巧も無い。ボクが好きなのは、その純粋さで、それはスタジオにあったエネルギーなんだ。このリミックス・ヴァージョンのすばらしい点は、今日のテクノロジーのおかげで以前より良いサウンドになったということだ。」

【The Beatles 1960-1962】

★テイチク・レコードが'80年代半ば頃にリリースした2枚組LP。赤・青盤に対抗したのかジャケットが緑でレコード盤も緑色のカラーレコード。

★トニー・シェリダンのバック・バンドとしてリリースされたレコードから数曲、デッカ・オーデション、1962年12月のハンブルグはスター・クラブで収録されたライヴ録音からと合計30曲が収録されている。

★この他、テイチクからは粗製乱造というか、トニー・シェリダンとの音源、デッカ・オーディションの音源、ハンブルグのライヴ録音の音源と三つの音源を組み替えたりして数多くのレコードを発売した。

★その他にも「Rock'n Roll Beatles」「Ballad Beatles」「Rock-A-Billy Beatles」「The Beatles Anthology」他多数。

オーバー・シーズ・レーベル(テイチク系列)一覧

 リリース年月日

タイトル

デッカ・オーディション音源

トニー・シェリダン音源

スター・クラブ音源

 その他の音源

特記事項

1986年12月5日

The Beatles 1960-1962

 

赤・青盤に対抗したのかジャケットが緑でレコード盤も緑色のカラーレコード。

 

 

 

 

 

 


【Live At The BBC】
【On Air-Live At The BBC Volume 2】

★解説ページはここをクリック

【Rarities (英国盤)】

【発売日】★英国1978年12月2日、日本1979年10月5日

【収録曲】

(A面)

(1) Across The Universe アクロス・ジ・ユニバース

(2) Yes It Is イエス・イット・イズ

(3) This Boy ジス・ボーイ

(4) The Inner Light ジ・インナー・ライト

(5) I'll Get You  アイル・ゲット・ユー

(6) Thank You Girl サンキュー・ガール

(7) Komm, Gib Mir Deine Hand 抱きしめたい(ドイツ語)

(8) You Know My Name (Look Up The Number) ユー・ノウ・マイ・ネーム

(9) Sie Liebt Dich シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)

(B面)

(1) Rain  レイン

(2) She's A Woman シーズ・ア・ウーマン

(3) Matchbox マッチボックス

(4) I Call Your Name アイ・コール・ユア・ネーム

(5) Bad Boy バッド・ボーイ

(6) Slow Down スロウ・ダウン

(7) I'm Down アイム・ダウン

(8) Long Tall Sally のっぽのサリー

【エピソード】

★元は1978年11月に英国でリリースされた「The Beatles Collection」というボックスセットが発売された時に、ボーナス特典盤として封入されたLPレコード。

★イギリスの小売店がボックスセットから、この特典盤を抜き出して単体で売り出したところ好評だったために、EMIが公式に単独アルバムとしてリリースした。

★内容は英国オリジナルアルバムに未収録である楽曲に、「Across The Univers」の別バージョン(通称バード・バージョン)を加えた構成。

Rarities (米国盤)

【発売日】★米国1980年3月24日 日本1980年5月5日

【収録曲】

(A面)

(1) Love Me Do ラヴ・ミー・ドゥ

(2) Misery ミズリー

(3) There's A Place ゼアズ・ア・プレイス

(4) Sie Liebt Dich シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)

(5) And I Love Her アンド・アイ・ラヴ・ハー

★エンディングのギターのリフレインが通常より2回多いバージョン。ドイツ盤の「Something New」に収録されていた。

(6) Help ! ヘルプ!

(7) I'm Only Sleeping アイム・オンリー・スリーピング

(8) I Am The Walrus アイ・アム・ザ・ウォルラス

★ミックス違いの多さで有名な(?)曲で、このアルバムのために編集されたバージョンになっている。ザックリ言えば「イントロのリフ6回の英国ステレオバージョン」と「yellow matter custardの直前の小節が多い米国モノ・バージョン」をくっ付けて、さらにはサビ部分を疑似ステレオにした。

(B面)

(1) Penny Lane ペニー・レイン

(2) Helter Skelter へルター・スケルター

(3) Don't Pass ドント・パス・ミー・バイ

(4) The Inner Light ジ・インナー・ライト

(5) Across The Universe アクロス・ジ・ユニバース

(6) You Know My Name (Look Up The Number) ユー・ノウ・マイ・ネーム

(7) Sgt. Pepper Inner Groove サージェント・ペパー・インナー・グルーヴ

【エピソード】

★英国での好評を受け、アメリカのキャピトル・レコードはアメリカ盤のリリースを計画。英国盤に収録されている曲はアメリカではすでに独自のアルバムに収録されていたりしていたために、独自の選曲をして発売した。

★日本では、米国盤は英国盤の続編という扱いで「レアリティーズvol.2」というタイトルでリリースされた。

★ジャケ写には「レア作品集にはレアジャケット写真を」ということで、あのブッチャー・カバーを検討したが反対意見が多くて断念。代わりに?見開きジャケットの内側全面にブッチャーカバーを印刷。ご丁寧にも「トランク・カバー・ジャケット」も載せるという凝りよう。

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