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【Help !】

【収録日】

★1965年7月23日

【収録場所】

★トゥイッケナム・フィルム・スタジオ

【監督】

★ジョー・マッグラス

【公開日】

★1965年12月25日「トップ・オブ・ザ・ポップス」他

【Paperback Writer】

【収録日】 1966年5月19,20日

【収録場所】 EMI第1スタジオ 、チズウィック・ハウス

【公開日】

★1966年6月3日、テレビ番組「レディ・ステディ・ゴー」イギリス向けモノクロ・バージョン。

★1966年6月5日、テレビ番組「エド・サリバン・ショー」アメリカ向けカラー・バージョン。

★5月19日収録分は3種類あり、アメリカ向けのフィルムはカラー映像で収録され、4人ともサングラスをかけている。ポールの前歯が欠けており、これはポールが実家に帰ったときに父親のバイクで転倒事故を起こした際に折ったもの。最後の全米ツアー後に傷跡を隠すために口ひげを生やすことになる。おなじみ「エド・サリヴァン・ショー」 のためのもので、フィルム冒頭には4人のメッセージも収録されている。

★冒頭の4人のメッセージは「番組に出演できなくて申し訳ない」といった内容だが、リンゴのメッセージは「洗濯とか家事で忙しくて」とジョークを言っている。

★2本目、3本目はともに国内向けで、カラー放送がイギリスでは始まっていなかったために白黒フィルムで収録された。ここではジョンだけがサングラスをかけている。上記1本目とともにいずれも実際には演奏していなくて、レコードにあわせた擬似演奏。

★チズウィック・ハウスで収録されたものはリンゴ以外が楽器を持っている。したがって当然擬似演奏である。この庭園で撮影されたフィルムはTV放送されたかは不明(アメリカでの放送が無いことは確実)。

★スタジオ・バージョンのオープニングでメンバーが大き目のネガを持っているが、これはアルバム「Yesterday And Today」のジャケット写真を吟味しているところ。

★イギリスで初放映されたのは1966年6月3日放送の音楽番組「レディ・ステディ・ゴー」である。この番組はミュージシャンがスタジオで生演奏することが売りであったが、「フィルムによる映像出演」という特例がビートルズに認められた。

★モノクロ・バージョンは、当時、白黒放送だったイギリスBBC1の音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」向けに制作されたものであるが、BBCはこれを使用せず、カラーのチズウィック・バージョンをわざわざモノクロに焼き直して放送した。

【コメント】

★ポール、、、「(欠けた前歯について)本当にすごい事故だったんだ。信じないかもしれないけど、オートバイでぶつかってね。道路に強く叩きつけられた。頭と唇を切って、前歯も欠けちゃった。」

【Rain】

【収録日】 1966年5月19,20日

【収録場所】 EMI第1スタジオ 、チズウィック・ハウス

★1966年6月3日、テレビ番組「レディ・ステディ・ゴー」イギリス向けモノクロ・バージョン。

★1966年6月5日、テレビ番組「エド・サリバン・ショー」アメリカ向けカラー・バージョン。

★5月19日収録分は3種類ある。1本目はアメリカ向けでやはりカラー映像にて収録。2本目、3本目はイギリス国内向けの白黒フィルムで撮影されたもの。いずれも擬似演奏。

★翌20日、チズウィック・ハウス庭園で収録されたものは、「ペイパーバック・ライター」と同じくリンゴだけ楽器を持っていない。当時は「トップ・オブ・ザ・ポップス」用にモノクロに変換されて放映された。カラーフィルムで撮影されたにもかかわらず、現在残っている映像は海賊版も含めてすべて白黒。アンソロジーのヴィデオに収録されている映像はカラーだが、これはアンソロジー用に未公開フィルムなどを編集したものである。

【Penny Lane】

【収録日】1967年2月5日(街中を歩くシーン),7日(ノールパークで乗馬をしたり、ディナー・テーブルに座ったりするシーン等)

【収録場所】エンジェル・レイン、ノール・パーク、リヴァプール

【監督】ピーター・ゴールドマン

【公開日】

★英国1967年2月11日、音楽番組「ジュークボックス・ジュリー」

【エピソード】

★ペニー・レインの町並みのシーンでは実際にビートルズはリヴァプールの現地には行っておらず、スタッフのみで撮影を行なって、あたかもビートルズがペニー・レインにいるようにフィルム編集をしている。

★ペニー・レインに模して撮影された場所は、ロンドンのイースト・エンドにある工業地帯のストラトフォード。通りの名前は「エンジェル・レイン」である。

★ポールから手渡されてジョンが掛けるサングラスは日本製である。

★後半でテーブルに座りお茶を飲むシーンがある。バックにリンゴのドラムセットが組まれたステージがあり、メンバーにそれぞれギターを渡されるが演奏はしない。一説には、これは今後コンサート活動をしないとの意思表示だといわれている。

★1966年末頃から、ひげを生やしたビートルズのメンバーの写真等が出回り始めていたが、多くのイギリス国民はこのプロモーション・フィルムでひげを生やしたビートルズを初めて目撃することとなり、そのルックスの変わり様に(特にジョン)驚かされた。

【Strawberry Fields Forever】

【収録日】1967年1月30,31日

【収録場所】イギリス、ケント州セブンオークス、ノール・パーク

【監督】ピーター・ゴールドマン

【公開日】

★英国、1967年2月16日、音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」

★米国、1967年2月25日、バラエティ番組「ザ・ハリウッド・パレス」等

【エピソード】

★当時、バンドの歌、演奏シーンが全くないプロモーション・フィルムは非常に珍しく、後のMTVに大きな影響を与えた。

★木の枝から張り巡らされたピアノ線でつながれたアップライト・ピアノなどの基本的な映像の骨格は、クラウス・フォアマンのアイデアである。

★通常は16mmフィルムが撮影に使われることが多いが、35mmフィルムという劇場映画撮影用のフィルムが使用された。

★アメリカではカラー放送されたが、イギリスでの初回放送はモノクロだったために、曲の持つイメージを映像として表現し切れなかった。

★撮影の合間に立ち寄った骨とう品店で、「Being For The Benefit Of Mr. Kite !」の歌詞にも使われた文言が書かれたポスターを、ジョンは購入している。

【A Day In The Life】

【収録日】1967年2月10日

【収録場所】EMI第1スタジオ

【監督】トニー・ブラムウェル(サバ・フィルムズ)

【撮影】トニー・ブラムウェル、オーブリー・デュワーなど

【制作】NEMSエンタープライズ

【エピソード】

★アルバム「Sgt. Perrer's Lonely Hearts Club Band」発売当時には放映されることはなかった。

★ゴダールなどの世界的に有名な前衛映画監督を起用する予定だったが実現しなかった。

★このプローモーション・フィルムも含めたアルバム全体のテレビ特番も企画されていたが、この曲の放送禁止措置も手伝ってか企画は流れてしまった。

★115人ものエキストラを使う予定だったが、これも実現しなかった。

【Hello Good Bye】

【収録日】1967年11月10日

【収録場所】サビル・シアター

【監督】

【撮影】

【制作】

【公開日】

★英国、、、楽曲発売当時の放送は無し。

★米国、、、1967年11月26日「エド・サリバン・ショー」

【エピソード】

★サージェントペパーの衣装、普段着、おふざけと3パターンのバージョンがある。

★イギリスではミュージシャンズ・ユニオンが口パクを禁じていたおかげで、当時の放送はない。ビートルズ側も楽器やアンプをセッティングして撮影したものの、マイクを忘れていた(意図的かどうかは不明)ことで放送がNGとなった。

★11月21日に、BBCは一部が疑似演奏だとして、別の演奏シーンを勝手に編集した独自の映像を「Hello Good Bye」のプロモーション・フィルムとして、TV番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」で放送。ビートルズ側は大激怒。

★疑似演奏禁止の規則に合わせるように、ジョージ・マーティンはビオラのパートをカットしたミックスを製作している。

【コメント】

【Lady Madonna】

【収録日】1968年2月11日

【収録場所】

【監督】

【撮影】

【制作】

【エピソード】

★実際は「Hey Bulldog」のレコーディング風景が撮影されているので、映像と音がまるっきり合っていない。これはプロモーション・フィルム撮影時間を有意義に使うために、別の曲のレコーディング風景を撮影して、あたかも「Lady Madonna」の演奏風景に見せかけようと工夫したものである。

★イギリスでは白黒放送、アメリカではカラー放送された。

★1999年に映画「Yellow Submarine」がデジタル・リマスターで再上映際に、本来の「Hey Bulldog」の楽曲を充てて特別上映された。

【Hey Jude】

【収録日】1968年9月4日

【収録場所】トゥイッケナム・フィルム・スタジオ

【監督】マイケル・リンゼイ・ホッグ

【撮影】

【制作】

【公開日】

★1968年9月8日、TV番組「フロスト・オン・サンデー」

【エピソード】

★オーケストラの人数は31人、エキストラのコーラス隊は300人。エキストラはほとんどがマイケル・リンゼイ・ホッグが手配したが、他にアップル・スクラッフルと呼ばれていた出待ちのファン、眼鏡の両端に赤と黄色の花をつけたポールと顔なじみのホームレスのビル氏なども加わった。

★ポールは演出が気に入らないとのこと。

★音源はレコード用の物を使い、ポールはすでに収録済みの自分のヴォーカルに重ねて歌っているので、一部がダブルトラックになっている。

★「ah」「yeah」などの掛け声等が正規バージョンとは違っている。

★4種類のバージョンがあり、後半のアドリブ部分がすべて違う。4つのバージョンのうち3つは違う撮影だが、1つは編集によって出来たバージョンである。

★エキストラの何人かの人物の立ち位置や表情が違っていたり、ポールのアドリブ部分のボーカルが違っていることなどから相違を確認することが出来る。

★英米それぞれの放送では違うバージョンが使われたということが定説になっていたが、実は同じバージョンが使用されていた。ただし、イギリスで放送された際は白黒で、アメリカではカラー放送で最初と最後にギミックの拍手がダビングされていた。

★デビッド・フロストは自分の番組でわざわざビートルズが新曲を初披露してくれているかのような演出をするために、撮影スタジオまで出向いて冒頭の司会をするシーンを撮影した。

★本番前にふざけて演奏している曲は、ジョージ・マーティン作曲の「By George It's The David Frost Theme」で、番組のテーマ曲である。またジョンがエルヴィスの「It's Now Or Never」をかなりふざけて少しだけ歌っている。実際の放送では「It's Now Or Never」の部分だけカットされた。

【Revolution】

【収録日】1968年9月4日

【収録場所】トゥイッケナム・フィルム・スタジオ

【監督】マイケル・リンゼイ・ホッグ

【撮影】

【制作】

【エピソード】

★「Hey Jude」同様にイギリスでの放送は白黒。アメリカではカラー放送で最初と最後に拍手がダビングされている。

★オリジナルに加えて、映画「Imagine」、アンソロジー用にそれぞれ作られて合計3種類存在している。

★音声はレコードを使っているが、ヴォーカルとコーラスは生で重ねているために「シュビドゥワ」のコーラスが入っている。イギリス・ミュージシャン協会の規定で「口パク」禁止になっているための措置でもある。ちなみに同じ理由で実際にはギター等は弾いていないが、アンプの電源がONになっているのを確認できる。

【Back In The U.S.S.R.】

【収録日】1976年

【収録場所】

【監督】

【撮影】

【制作】

【エピソード】

★1976年にリリースされた2枚組アルバム「Rock 'N' Roll Music」からシングルカットされた際に作られたクリップ。

★飛行機の離着陸シーンがオープニングとエンディングに使われ、その間にはジミー・ニコルが助っ人で加入したオランダ公演、1966年のハンブルグ公演、MBE受勲時の映像などを中心に構成されている。

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