戻る

【No Reply】

【作詞・作曲者】ジョン・レノン ポール・マッカートニー(実質はジョンの作品)

【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E、ハンド・クラップ

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、へフナー500/1、ハンド・クラップ

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン、ハンド・クラップ

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、ハンド・クラップ

【ジョージ・マーティン】ピアノ

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年9月30日

【レコーディング詳細】

★Take1とTake2では「your face」と「your door」がジョンとポールで一致せずに二人で笑い出している。

★また「i saw the light」「i nealy die」の部分は完成バージョンと違って繰り返さず1回しか歌われていない。

【エピソード】

★元々はビートルズと同じNEMS所属のシンガーのトミー・クイックリーのためにジョンが書いた曲で、1964年6月3日にスタジオで披露されており、この日に作られたデモテープをもとにトミーはレコーディングしている。しかし発売日も決定していたにもかかわらず、なぜかお蔵入りとなってしまった。

【コメント】

★ジョン、、、「俺の曲だ。出版を管理していたディック・ジェイムスが「君の作品では初めて自己完結している完璧な曲だね。」と言った。この曲には完結したストーリーがあるからね。俺は女の子に電話をかけたことはないけど。」

★ジョン、、、「Silhouettes(アメリカのグループ「レイズ」の1957年のヒット曲)のレノン版だ。」

【I'm A Loser】

【作詞・作曲者】ジョン・レノン ポール・マッカートニー(実質はジョンの作品)

【ジョン・レノン】ヴォーカル、フラマス・フーテナニー5/024 12strings,、ハーモニカ、

【ポール・マッカートニー】へフナー500/1、コーラス

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマンorテネシアン

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、タンバリン

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年8月14日

【レコーディング詳細】

【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】

★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」の「Beatles For Sale」,「Beatles For Sale (1987年盤)」等

★オリジナル・ステレオ、、、「Beatles For Sale (2009年ステレオ盤)」、「The US Box」の「Beatles '65」等

★モノラル・ミックスはステレオよりわずかにエンディングが長めに収録してある。

【エピソード】

【コメント】

★ジョン、、、「俺のディラン時代最後の曲だね。俺の一部は自分を負け犬じゃないかと疑っている。また、もう一部は自分が全能の神であるかのように思っているんだ。」

【Baby's In Black】

【作詞・作曲者】ジョン・レノン ポール・マッカートニー

【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、へフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、タンバリン

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年8月11日

【エピソード】

★アストリッド・キルヒヘルのことを歌ったものとする説がある。

【コメント】

★ポール、、、「コメントタイトルでわかるようにちょっと暗めのブルースを書こうと思ったんだ。ワルツのリズムがすきだからやっただけさ。以前のように「稼がなきゃ」って感じじゃなくて、「好きなことをやろう」っていう学生みたいな感覚がつよかったんだ。」

★ポール、、、「アマチュア時代「なんだそりゃ、ワルツなんてやってんのか?」なんてほかのバンドによくいわれたものさ。でも競争を勝ち抜くために僕らは他人と違うことをしようとしてたんだ。ジョンとボクはストレートなポップより、少し暗めの大人びた曲をやりたかったんだと思う。」

★ポール、、、「暗めのブルージーな大人のナンバーということで、「彼女は黒い服を着ている」みたいなイメージに繋がったんだと思うよ。」

★ポール、、、「ジョンのメロディーに合わせてハーモニーを歌ったんだけど、どっちが主旋律かなんてどうでもいいよね。」

★ジョージ、、、「僕らのレコードは進化していた。初めてスタジオに入ったときは、僕らも他の新人と変わりはなかった。興奮していて、未熟で、成功を求めていた。でもこのころになると、だんだんスタジオでも肩の力も抜け、いい感じで演奏できるようになってきたんだ。

【Rock And Roll Music】 

【作詞・作曲者】チャック・ベリー

【ジョン・レノン】ヴォーカル、リッケンバッカー325

【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック

【ジョージ・マーティン】ピアノ

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス ジェフ・エメリック

【収録日】1964年10月18日

【レコーディング詳細】

★セカンド・エンジニアをつとめていたジェフ・エメリックによるとピアノはポール、ベースはジョージが弾いたということだが、、、。

【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】

★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」の「Beatles For Sale」,「Beatles For Sale (1987年盤)」等

★オリジナル・ステレオ、、、「Beatles For Sale (2009年ステレオ盤)」、「The US Box」の「Beatles '65」等

★ステレオ・ミックスでは4番の歌詞の途中で、なぜか一部ジョージ・マーティンのピアノが聞こえなくなる。

★アメリカ盤2枚組みアルバム「Rock 'n' Roll Music」とイギリス盤「Rock 'n' Roll Music vol.1」では、ステレオの左右のサウンドが逆になっている。

【エピソード】

【コメント】

【I'll Follow The Sun】 

【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー(実質はポールの作品)

【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1(?)、エピフォン・テキサン(?)

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン

【リンゴ・スター】フット・クラップ(両足の太ももを手で叩いている)

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス ジェフ・エメリック

【収録日】1964年10月18日

【レコーディング詳細】

★アビー・ロードの資料に誰がどんな楽器を担当したかの資料が残っておらず、特にベース・パートはヘフナーを使わずに、エピフォン・テキサンの低音弦で弾いている可能性もある。

【エピソード】

【コメント】

★ポール、、、「16歳の頃、フォースリンロードのリビングで書いた極初期の1曲だ。ボクはギターを抱えて部屋の中に立ち、レースのカーテン越しに外を眺めながらこの曲を書いたのを覚えている。」

★リンゴ、、、「リハーサルはスタジオでも続いたよ。初期の頃から完成していない曲が多かったからね。曲のアイデアとかAメロとかサビだけはあるとかね。作っていくうちに作曲者がそれを変えたりもした。」

【Mr. Moonlight】

【作詞・作曲者】ロイ・リー・ジョンソン

【ジョン・レノン】ヴォーカル、リッケンバッカー325、ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1、ハモンド・オルガン

【ジョージ・ハリスン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E、アフリカン・ドラム

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、コンガ

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス、ジェフ・エメリック

【収録日】1964年8月14日、10月18日

【レコーディング詳細】

【エピソード】

★ドクター・フィールグッドが1962年にリリースしたシングル曲。

【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】

★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」の「Beatles For Sale」,「Beatles For Sale (1987年盤)」等

★オリジナル・ステレオ、、、「Beatles For Sale (2009年ステレオ盤)」、「The US Box」の「Beatles '65」等

★モノラル・ミックスはエンディングのハモンド・オルガンが消されている。

【コメント】

【Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey!】

【作詞・作曲者】ジェリー・リーバー、マイク・ストーラー、リチャード・ぺニマン

【ジョン・レノン】コーラス、リッケンバッカー325

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】コーラス、グレッチ・テネシアン

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック

【ジョージ・マーティン】ピアノ

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス、ジェフ・エメリック

【収録日】1964年10月18日

【レコーディング詳細】

★2回レコーディングしただけでOKが出た。しかも採用されたのは「テイク1」。

【エピソード】

★ 元はジェリー・リーバーとマイク・ストーラーのコンビが作った「Kansas City」という曲と、リチャード・ぺニマン(リトル・リチャード)が作った「Hey-Hey-Hey-Hey!」をリチャードがくっつけてメドレーにした曲。

★1960年頃のシルヴァー・ビートルズ時代は「Kansas City」単独で演奏していたが、ビートルズにリンゴが加入するあたりからメドレー形式の演奏に変わっている。

★1964年9月17日のファースト・アメリカン・ツアーでのカンサス・シティ公演で演奏している。

【コメント】

【Eight Days A Week】 

【作詞・作曲者】ジョン・レノン ポール・マッカートニー

【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E、ハンドクラップ

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1、ハンドクラップ

【ジョージ・ハリスン】コーラス、グレッチ・カントリー・ジェントルマン、リッケンバッカー360-12、ハンドクラップ

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、ハンドクラップ

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年10月6,18日

【レコーディング詳細】

★様々なアレンジを試すうちに、当時のビートルズのレコーディング時間としては異例の7時間を要した。

★オープニングはフェイド・インで始まるというほかに例を見ない異色のスタート。これはミックスダウン作業のときに決まった。

【エピソード】

★タイトルを考えたのはリンゴ。 しかし、ポールは違う記憶を持っている。また当時ビートルズの写真を撮っていたカメラマンのデビッド・ベイリーは自分の発言と語っている。

★ジョンによると、2作目の主演映画「Eight Arms To Hold You」のために書かれたという。

【コメント】

★ポール、、、「ウェイブリッジにあるジョンの家でこの曲を書いたのを覚えている。ボクは当時スピード違反で捕まって、運転手に連れて行ってもらわなきゃならなかった。車内で彼に調子はどうだい、忙しくしてる?と質問したのを覚えている。彼は「ああ、そうですね1週間に8日間働いているみたいです」と言った。それでジョンの家にいって「Eight Days A Weekというタイトルがある」と言って、その場で曲を書いたんだ。」

★ポール、、、「ジョンはボクが行くと起きてくるんだよ。紅茶とコーンフレークの朝食をとり、ふたりでギターを弾いてあれこれ考える。長くはかからなかった。だって、ボクは2、3時間で帰ったもの。」

★ジョン、、、「決して良い作品じゃなかったね。最終的にどうにかまとめ、何とか録音したんだ。最初はポールが努力したけど、結局俺たち二人で仕上げたんだと思う。」

【Words Of Love】

【作詞・作曲者】バディ・ホリー

【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン、ニー・タッピング

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、パッキング・ケース(?)、ニー・タッピング

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年10月18日

【レコーディング詳細】

★3テイクで完成した。

【エピソード】

【Honey Don't】

【作詞・作曲者】カール・パーキンス

【ジョン・レノン】ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン

【リンゴ・スター】ヴォーカル、ラディック・スーパー・クラシック、タンバリン

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年10月26日

【レコーディング詳細】

★レコーディングが開始されたときには、すでにアルバムのモノ・ミックス作業が始まっていた。

【エピソード】

★カール・パーキンスが1956年1月1日にリリースしたヒット曲「Blue Suede Shoes」のB面曲として発表した。

【コメント】

★リンゴ、、、「みんなこの曲を知っていた。リヴァプール中のバンドが演奏していた曲のひとつだった。前のバンドではボクのショータイムがあって、5,6曲歌っていたから、歌いながら演奏するのは経験済みだったんだ。」

【Every Little Thing】 

【作詞・作曲者】ジョン・レノン ポール・マッカートニー (実質はポールの作品)

【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1、ピアノ

【ジョージ・ハリスン】リッケンバッカー360-12

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、ティンパニ

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年9月29,30日

【レコーディング詳細】

★計9テイクで完成しているが、29日レコーディングの1~4テイクまでは、ジョージが寝坊して参加していない。このことから「4人揃わなかった初のレコーディング曲」とされているが、翌30日にジョージが参加して5~9テイクレコーディングしている。したがってリリースされたヴァージョンにはジョージは参加している。イントロの12弦はジョンの弾くショートスケールのギターとの説もある。

★ジョンとポールのヴォーカルはひとつのマイクで録音されていて、ジョンの声量が勝ったのか、サビのハートーンのポールのヴォーカル以外のところではポールの声はあまり聞こえない。

【エピソード】

★当時の恋人であったジェーン・アッシャーの家にポールは居候しており、その家の音楽室にあったピアノで作曲された。

★1964年の全米ツアー中の8月30日にニュージャージー州アトランティック・シティ滞在中に作曲したとポールは語っている。

★ポールはシングル曲用にと考えていたが、アルバム収録曲となった。 

【コメント】

 

【I Don't Want To Spoil The Party 邦題 パーティはそのままに】 

【作詞・作曲者】ジョン・レノン ポール・マッカートニー (実質はジョンの作品)

【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、タンバリン

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年9月29日

【レコーディング詳細】

【エピソード】

【コメント】

★ジョン、、、「非常に個人的な1曲だね。初期の頃、ポールは俺よりギターの力量があった。俺はポールより使えるマテリアルが少なかったんだ。実際彼は俺にギターについての多くを教えてくれた。」

★ポール、、、「8割がたジョンの曲。当初はリンゴのために用意した曲なんだ。」

【What You're Doing】 

【作詞・作曲者】ジョン・レノン ポール・マッカートニー (実質はポールの作品)

【ジョン・レノン】コーラス、ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、ヘフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】コーラス、リッケンバッカー360-12

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、ティンパニ

【ジョージ・マーティン】 ピアノ

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年9月29、30日、10月26日

【レコーディング詳細】

★レコーディング初日は、ドラムとベースのみという不慣れなセッションのためか、7テイクすべてリズムトラックのみのレコーディングとなっている。

★9月30日のレコーディングでは最終11テイクをOKテイクとしたものの、納得がいかずに10月26日に7テイクレコーディングして、ようやくOKとなった。

【エピソード】

★1964年の全米ツアー中の8月30日にニュージャージー州アトランティック・シティ滞在中に作曲したとポールは語っている。

【コメント】

★ポール、、、「単なるつなぎの曲だが、レコーディングのマジックで良くなった。」

 

【Everybody's Trying To Be My Baby 邦題 みんないい娘】 

【作詞・作曲者】カール・パーキンス

【ジョン・レノン】ギブソンJ-160E

【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1

【ジョージ・ハリスン】ヴォーカル、グレッチ・テネシアン

【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、タンバリン

【プロデューサー】ジョージ・マーティン

【エンジニア】ノーマン・スミス

【収録日】1964年10月18日

【レコーディング詳細】

★レコーディングは1テイクのみで一発OK。

★タンバリンはジョンが担当しているという説もある。

【エピソード】

★1957年にリリースされたカール・パーキンスのデビュー・アルバム「Dance Album」収録曲

【コメント】

★ジョージ、、、「ライヴで何回も演奏していたから、音を決めて、あとは演奏するだけでよかった。」

inserted by FC2 system