【From Me To You】
【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
【ジョン・レノン】ギブソンJ-160E、ハーモニカ、ヴォーカル
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】ギブソンJ-160E
【リンゴ・スター】プレミア・ドラムス
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【エンジニア、アシスタント】ノーマン・スミス、リチャード・ランガム
【収録日】1963年3月5日
【収録場所】EMIスタジオ
【英国発売日】1963年4月12日 【米国発売日】1963年5月27日 【日本発売日】1964年4月5日
【チャート状況】全英7週間連続1位、全米116位(1964年、Please Please MeのB面として再リリースしたときは41位)
★タイトルはバスの中で新聞を読んでいたジョンが、コラムのタイトル「From You To Us」からひらめいたという。
★ポールは今でもこの曲のコード進行が自慢のようで、「サビの部分がすごくて、変わったコードが入っているだろ?そしてそこからマイナーになるんだ。このコードを思いついたとたん「やったぜ!」と思ったね。」
★当初は3枚目のシングルA面曲を「Thank You Girl」と予定していたが、「From Me To You」をレコーディングしていくうちに「こっちの曲の方がイケル!」と判断して、B面曲だった「From Me To You」がA面になった。
★モノラル・ヴァージョンはイントロからハーモニカが入っているが、ステレオ・ヴァージョンでは入っていない。
★アメリカ・アナログ盤「赤盤」は、ステレオのミキシングが左右逆になっている。
★テイク7までレコーディングされ、最終のテイク7がベストと判断された。「ダ、ダ、ダ、ダダ、ドゥン、ドゥン、ダー」の部分は「ン、ン、ン、~」でも試されて、ジョンが1オクターブ上でハモることも試されたが断念。
★ジョンのコメント、、、「ヘレン・シャピロとのツアー中で、ヨークからシュールズベリーに向かうバスの中だった。ギターで遊んでいたら、いいメロディが出てきたんで真剣に取り組んで出来た曲だ。」
★ジョンのコメント、、、「この曲のあとハーモニカを吹くのはやめちゃったんだ。なんか恥ずかしくなってね。」
【Thank You Girl】
【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
【ジョン・レノン】ギブソンJ-160E、ハーモニカ、ヴォーカル
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】ギブソンJ-160E
【リンゴ・スター】プレミア・ドラムス
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【エンジニア、アシスタント】ノーマン・スミス、リチャード・ランガム、ジェフ・エメリック(13日のセッションのみ)
【収録日】1963年3月5,13日(13日はハーモニカのオーヴァー・ダビングのみ)
【収録場所】EMIスタジオ
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」、「The U.S. Box」の「The Beatles Second Album」「Past Masters vol.1 (1988年盤)」等
★オリジナル・ステレオ、、、「Past Masters vol,1 (2009年盤)」、「The Beatles '64 Box」の「The Beatles Second Album」等
★モノラル・ミックスに比べてステレオのほうがハーモニカの入っている箇所が多い。ステレオではサビの部分でボーカルと掛け合いのように入り、さらにエンディングにも入っている。
【エピソード】
★同じ日にレコーディングされた曲に「One After 909」がある。そのせいかどうかわからないが、この曲とイントロがまったく同じである。
★レコーディング当初のタイトルは「Thankyou Little Girl」だった。
★13テイクまでレコーディングされ、最初のヴァージョンではドラム・ソロがなく、「And all a gotta do」の部分は「And all a wanna do」と歌われていた。
★エンディングのドラム・ソロはリンゴが6回も色々なパターンを試しながらレコーディングされ、あとで編集で付け足された。
【コメント】
★ジョン、、、「ヒット曲を作ろうとして失敗した曲。適当にやっつけたばかな曲。」
【She Loves You】
【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
【ジョン・レノン】ギブソンJ-160E、ヴォーカル
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン、バッキング・ヴォーカル
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【エンジニア、アシスタント】ノーマン・スミス、リチャード・ランガム
【収録日】1963年7月1日
【収録場所】EMIスタジオ
【英国発売日】1963年8月23日 【米国発売日】1963年9月16日 【日本発売日】1964年4月5日
【チャート状況】全英チャート7週1位 全米チャート(ビルボード誌)2週1位 日本8位
★イギリスでは当時のシングル売り上げの新記録160万枚を記録し、1977年ポールがウィングスでリリースした「Mull Of Kintyre」の219万枚という売り上げに破られるまでその記録を保持した。アメリカでは250万枚以上のセールスを記録している。
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「The U.S. Box」の「The Beatles Second Album」「Past Masters vol.1 (1988年盤)」「Past Masters (2009年盤)」等
★擬似ステレオ(デュオフォニック)、、、「The Beatles '64 Box」の「The Beatles Second Album」等
★オリジナルの2トラック・マスター・テープが早い時期に破棄されており、モノミックス・テープしか現存していなかったために、リアル・ステレオ・バージョンは存在しない。現存するステレオ・バージョンは、モノ・テープを音響処理した擬似ステレオである。
【エピソード】
★ブライアン・エプスタインは1963年8月23日の日付でアメリカ、イリノイ州のスワン・レコードに次のような手紙を送っている。「すべてを慎重に運ぶ必要があります。私はビートルズの新しいシングル「シー・ラヴズ・ユー」をヴィー・ジェイ・レコードから出すつもりはありません。詳細は追って。」
★作曲を終えてジョージ・マーティンに聴かせたところ、最後の「Yeah」のところの6度のハーモニーが「アンドリュー・シスターズに似すぎている(つまり古臭い)」と指摘された。6度のハーモニーを使わずに演奏したところ、出来栄えが悪く、結局ジョージ・マーティンは「君たちの言うとおりだね」と認めざるを得なかった。
★1分23秒あたりで大きな継ぎはぎがあり、現在では大幅に補正され目立ちにくくなっているが、アナログ・レコードや初期のCDでは音質の違いがあからさまに分かる。
★掛け合いのアイデアはジョンにより却下された。
★最初ジョンはファズを使って音を歪ませてレコーディングしてみたが、ジョージ・マーティンにより却下された。
★ポールに父親のジムがこの曲の歌詞を読んで「おまえ、ずいぶんとアメリカかぶれしているな、一度くらい「Yes Yes Yes」と歌えないものかね。」と感想を述べたが、ジョンは「リヴァプールの人間がYesなんて歌うかよ、Yeahだろ?」と返答した。
【コメント】
★ジョン、、、「(Wooという箇所について)アイズレー・ブラザーズのTwist And Shoutからいただいた。」
★ポール、、、「レコードを出さなきゃいけないから、作った曲」
★ポール、、、「バンでニューキャッスルを走っていたときに(1963年6月26日)に作った。もともと、掛け合いの歌を作ろうと思っていて、例えば一人が「She Loves You」と歌うともう一人が「yeah yeah」と応じるようなね。とにかくそのバンに乗っているときにアイデアは出来て、あとはホテルの部屋にジョンと何時間かこもって書き上げたんだ。」
★ポール、、、「なんとオフの日の午後にボクらは曲を書いていたんだ。仕事だとは思ってなかったな。ボクらは曲を書くのが好きだったんだ。」
【I'll Get You】
【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
【ジョン・レノン】ギブソンJ-160E、ヴォーカル、ハーモニカ、ハンド・クラップ
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ヴォーカル、ハンド・クラップ
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン、バッキング・ヴォーカル、ハンド・クラップ
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス、ハンド・クラップ
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【エンジニア、アシスタント】ノーマン・スミス、リチャード・ランガム
【収録日】1963年7月1日
【収録場所】EMIスタジオ
【英国発売日】1963年8月23日 【米国発売日】1963年9月16日 【日本発売日】1964年4月5日
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「The U.S. Box」の「The Beatles Second Album」「Past Masters vol.1 (1988年盤)」「Past Masters (2009年盤)」等
★擬似ステレオ(デュオフォニック)、、、「The Beatles '64 Box」の「The Beatles Second Album」等
★オリジナルの2トラック・マスター・テープが早い時期に破棄されており、モノミックス・テープしか現存していなかったために、リアル・ステレオ・バージョンは存在しない。現存するステレオ・バージョンは、モノ・テープを音響処理した擬似ステレオである。
【エピソード】
★最終ミックスの段階まで「I'll Get You In The End」というタイトルだった。
【コメント】
★ポール、、、「1曲作ったら、そのアイデアは発展して次の曲に活かされるんだ。I'll Get Youを書いて次にShe Loves Youを書いたんだ。」
★ポール、、、「Oh Yeahのビートルズ特有のオカマっぽい歌い方がいいね。」
【I Want To Hold Your Hand (抱きしめたい)】
【作詞・作曲者】 ジョン・レノン ポール・マッカートニー
【ジョン・レノン】リッケンバッカー325、ハンド・クラップ、ヴォーカル
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ハンド・クラップ、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】リッケンバッカー425、ハンド・クラップ、ヴォーカル
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス、ハンド・クラップ
【収録日】 1963年10月17日
【収録場所】EMI第2スタジオ
【英国発売日】 1963年11月29日 【米国発売日】 1963年12月26日 【日本発売日】 1964年2月5日
【チャート状況】
★英国5週連続1位、米国7週連続1位、500万枚の売り上げ。発売から3日で25万枚が売れ、1月10日には100万枚を突破、13日にはニューヨーク・シティだけで1時間に1万枚も売れたという。日本 ミュージック・マンスリー3位。
★イギリスでは予約だけで100万枚を突破(イギリスレコード販売史上初)。
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」、「The US Box」の「Meet The Beatles」等
★オリジナル・ステレオ、、、「Past Masters (2009年盤)」、「Past Masters vol.1(1988年盤)」、「赤盤」、「The Beatles 1(2000,2010年盤)」等
★擬似ステレオ(デュオフォニック)、、、「The Beatles '64 Box」の「Meet The Beatles」
★2015・リミックス、、、「The Beatles 1 (2015年盤)」(高音質化やノイズ除去等のリマスターではなく、ボーカルや楽器の定位の変更や修正を行なったオリジナル・テープからのリミックス)
★ステレオ・ミックスには3種類あって、ヴォーカルが右側に定位している「1963年ステレオ・バージョン(オーストラリア盤に収録)」、ヴォーカルが中央で、ハイハットのような音がイントロに入っている「1965年ステレオ・バージョン(ドイツ盤に収録)」、ヴォーカルが中央で、ハイハットのような音が入っていない「1966年ステレオ・バージョン(当時のイギリス盤や現行CDに収録)」がある。
【収録アルバム】 「パスト・マスターズ1」「赤盤(1962~1966)」 他
★この曲のレコーディングに初めて4trレコーダーが使用された。これによりクリアで音像のハッキリした高品位なレコーディングが可能になった。
★ファースト・アルバム「Please Please Me」とシングル「She Loves You」の大ヒットのおかげで4trのレコーダーの使用が認められたという経緯があった。ようやくEMI上層部にビートルズが認められた証でもある。
★同じ日に、ファンクラブ会員向けのクリスマス・レコードを収録し、12月9日にクラブ会員に無料で配布された。
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」、「Past Masters vol.1 (1988年盤)」等
★米国ステレオ、、、「The Beatles '64 Box」の「Something New」等
★ステレオ・ミックスではイントロに話し声と「オウ」という裏声が聞こえる。
【エピソード】
★アメリカで念願のチャート1位を獲得したとの知らせは、’64、1月16日のフランスはパリ・オランピア・テアトル公演が終わったあとジョルジュ・サンク・ホテル滞在中に伝えられた。
★一般にアメリカでのデビューシングルと思われているが、実はこの前に3枚のシングル盤をアメリカでリリースしている。「Please Please Me」「Love Me Do」「From Me To You」の3枚のシングル盤がマイナーレーベルの「ヴィー・ジェイ」、さらに弱小レーベル「スワン」からリリースされるも泣かず飛ばずの散々な結果に。
★「抱きしめたい」という邦題が発売当時の日本でかなり話題になったという。ストレートな愛情表現の言葉に当時の日本人は面食らったというか、免疫が出来ていなかった?
★1分23秒あたり、一回目のサビの後「I wanna hold your hand~」とジョンとポールが歌っている箇所でジョンはちゃんと歌っているのだが、ポールは「オニャノ」または「オニャニョ」と変な発音で歌っている。間違えそうになって慌ててそんなことになったのかはわからないのだが、「Please Please Me」のときにジョンが笑ってしまったようなことにはポールはならなかったみたい。
★ビートルズコピーバンドとか自宅録音をされている方ならご存知だと思うが、この曲ではギターの弾き方やらハーモニーやらに色々な工夫がされている。CDを聴きながらイントロに合わせて歌うとビートルズの歌いだしと半拍ズレてしまい、ジョンとポールと一緒に歌い出せない。これはリンゴのドラム、ポールのベース、ジョンのギターが同じリズムを刻んでいるのに対し、ジョージだけが半拍ずらしてギターを弾いているために、錯覚を起こしてしまうためである。また普通は単音弾きであるベースは、この曲ではサビの部分で和音弾きになっている。またキメの「Iwanna hold your hand~」とジョンとポールがそれぞれ下と上のパートで歌う部分で、最後の「hand」のところで上下のパートが入れ替わるという小技の効いたハーモニーを聴かせてくれる。
★歌詞の一部”I can't hide~”を「マリファナでハイになる」という意味の”I get high”と聞き間違えたとボブ・ディランが語っている。
【コメント】
★ジョン、、、「ポールと一緒にたくさんの曲を書いた。1対1、目玉対目玉だ。I Want To Hold Your Handとかね。この曲のコードが出来たときのことは覚えている。ジェーン・アッシャーの家の地下室で、一緒にピアノを弾いていたんだ。Yeah you got that somethingていうのが出来た。それでポールがコードを弾くと俺は彼を見て「それだ!もう一度やってくれ!」って。当時はそういう感じで曲を書いていた。」
★ポール、、、「目玉対目玉っていうのは良い形容だ。まさにそんな感じだった。I Wnat To Hold Your Handはまさに共作的な曲だ。」
【This Boy】
【作詞・作曲者】 ジョン・レノン ポール・マッカートニー(実質はジョンの作品)
【レコーディング日時・場所】 1963年10月17日 イギリス・ロンドン EMI第2スタジオ
【使用楽器】 ギブソンJ160E リッケンバッカー425 ヘフナー500/1 ラディック・ブルー・ノート
【収録アルバム】パストマスターズ1 アンソロジー1 オールディーズ ミート・ザ・ビートルズ他
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「The Beatles Mono Box」の「Mono Masters」、「The US Box」の「Meet The Beatles」等
★オリジナル・ステレオ、、、「Past Masters (2009年盤)」、「Past Masters vol.1(1988年盤)」、「The US Box」の「Meet The Beatles」等
★擬似ステレオ(デュオフォニック)、、、「The Beatles '64 Box」の「Meet The Beatles」
【エピソード】
★日本盤発売当時のジャケ写にもあるように当時の邦題は「こいつ」。今ではこのタイトルで呼ぶ人はいなくなってしまった(っていうか、当時どれくらいいたんだろうか?)。
★当初は曲の中間部分にギターソロがあり、終わり方もフェードアウトではなく、きちんとエンディングがあったという。
★3人の複雑なハーモニーが魅力の曲(特にジョージのパートは複雑)だが、彼らはハーモニーをよく研究し、かつ優れており、ジョージ・マーティンは時々ほんのわずか手直しをする程度だったという。
★普通に聴いているときには案外とわからない「切り貼り」。この曲も例外ではなくサビの終わり部分「~cry」と次の「This boy~」の間で「ブチッ!!」。ここで切れていると頭の中に入れて聴いてみてください。見事に「シュパッ!!」。
★ジョージ・マーティン・オーケストラのカバー曲は、映画「A Hard Day's Night」でリンゴがメインのシーンで使われ、「リンゴのテーマ」としても有名になった。シングル盤でも発売されていた。
【コメント】
★ジョン、、、「スモーキー・ロビンソンの3部コーラスの曲に挑戦したかった」
★ジョン(後年)、、、「最高のメロディをつけたと自負している。」
★ジョージ、、、「ロックンロールにコーラスは珍しいことじゃない。」
【Komm, Gib Mir Deine Hand(抱きしめたい ドイツ語ヴァージョン)】
【作詞・作曲者】 ジョン・レノン ポール・マッカートニー
【ジョン・レノン】リッケンバッカー325、ハンド・クラップ、ヴォーカル
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ハンド・クラップ、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン、ハンド・クラップ、ヴォーカル
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス、ハンド・クラップ
【収録日】1964年1月29日
【収録場所】フランス・パリ パテ・マルコーニ・スタジオ
★EMI西ドイツ支社からの要請で嫌がるビートルズの4人を説得して、初のフランス公演中にレコーディングされた。カラオケは新たにレコーディングされたものではなく、基本的にはイギリスですでにレコーディング済みのものに、一部ジョージのギターと手拍子が変更され録り直している。同じ日に録音された「She Loves You」のドイツ語ヴァージョン「Sie Liebt Dich」ともにレコーディングはすんなり進行したために時間が余った。残った時間でポールの新曲「Can't Buy Me Love」をわずか4テイクで完成させた。
★このドイツ語バージョンをレコーディングするにあたってEMI西ドイツ支社はドイツ語翻訳家を派遣していた。
★ドイツ語バージョンのレコーディングに消極的だったビートルズは、レコーディング当日なかなかスタジオに現れず、業を煮やしたジョージ・マーティンが電話をすると、電話口に出たニール・アスピノールから信じられない言葉が、、、「みんな、まだ寝ています」。ジョージ・マーティンは激怒したという。
【Sie Liebt Dich(シー・ラヴズ・ユー ドイツ語ヴァージョン)】
【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
【ジョン・レノン】ギブソンJ-160E、ヴォーカル
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・カントリー・ジェントルマン、バッキング・ヴォーカル
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【収録日】1964年1月29日
【収録場所】フランス・パリ パテ・マルコーニ・スタジオ
★「抱きしめたい」にはバックトラックが残っていたために、ヴォーカルだけ取り直せばよかったものの、こちらに関してはオリジナル・マスターが廃棄されていたために、歌と演奏のすべてを最初から録りなおした。
★大きな笑い声(ジョン?)とともに演奏が止まってしまう、ごく短いアウトテイクが残されている。これは映像版「Anthology」のエンドロールで聴くことが出来る
【Long Tall Sally 邦題・のっぽのサリー】
【作詞・作曲者】 リチャード・ペニマン、ロバート・ブラックウェル、エノトリス・ジョンスン
【ジョン・レノン】リッケンバッカー325
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス
【ジョージ・マーティン】ピアノ
【収録日】
【収録場所】
【英国発売日】 【米国発売日】 【日本発売日】
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」、「The U.S. Box」の「The Beatles Second Album」「Past Masters vol.1 (1988年盤)」等
★オリジナル・ステレオ、、、「Past Masters vol,1 (2009年盤)」、「The Beatles '64 Box」の「The Beatles Second Album」等
★ステレオ・ミックスでは深いエコーが掛かっている。
★アメリカ盤2枚組みアルバム「Rock 'n' Roll Music」とイギリス盤「Rock 'n' Roll Music vol.1」では、ステレオの左右のサウンドが逆になっている。
★1962年10月にリトル・リチャードと共演したときに、ポールはハイトーンヴォイスと「Woo」という掛け声の出し方を教わっている。
★ビートルズはこの曲のレコーディングをたったの1テイクで完成させている。したがってヴァージョン違いは存在しない。
★1986年にポールが「プリンス・トラスト・コンサート」に出演したときに、この曲をオリジナル・キーで歌うことが出来たことに感激して、コンサート活動再開に自信を持った。
【I Call Your Name】
【作詞・作曲者】 ジョン・レノン、ポール・マッカートニー (実質はジョンの作品)
【ジョン・レノン】ヴォーカル、リッケンバッカー325
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、
【ジョージ・ハリスン】リッケンバッカー360-12
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス、カウベル
【収録日】1964年3月1日
【収録場所】
【英国発売日】 【米国発売日】 【日本発売日】1965年2月5日(シングル盤「Long Tall Sally」のB面として)
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★英国モノラル、、、「Beatles Mono Box」、「Japan Box」の「Beatles No.5」等
★米国モノラル、、、「The Beatles '64 Box」の「The Beatles Second Album」、「The U.S. Box」の「The Beatles Second Album」
★英国ステレオ、、、「Past Masters (2009年盤)」、「The Beatles '64 Box」の「Beatles No.5」等
★米国ステレオ、、、「The Beatles '64 Box」の「The Beatles Second Album」等
★モノラル、ステレオそして、英国、米国と大まかに4種類のバージョンがある。イントロのギターはテイク5か7が使用され、カウベルの入る位置もイントロ部分の位置が違い、間奏前のカウベルもギター・ソロ直前の「I call your name」と歌う部分で「I」の箇所を起点に叩く回数が違う。
★英国モノラル、、、イントロのギターがテイク7、イントロのカウベルが最初から入っている、ギター・ソロ前のカウベル無し。
★米国モノラル、、、イントロのギターがテイク7、イントロのカウベルが最初から入っている、ギター・ソロ前のカウベル「i」から数えて3回。
★英国ステレオ、、、イントロのギターがテイク5、イントロのカウベルが「i call your name」と歌った後から、ギター・ソロ前のカウベル「i」から数えて3回(2009年リマスターからは5回)。
★米国ステレオ、、、イントロのギターがテイク5、イントロのカウベルが「i call 」と歌った後から、ギター・ソロ前のカウベル「i」から数えて1回、全体に深いエコー。
★アメリカ盤2枚組みアルバム「Rock 'n' Roll Music」とイギリス盤「Rock 'n' Roll Music vol.1」では、ステレオの左右のサウンドが逆になっている。
【エピソード】
★ジョンがビリー・J・クレイマーのために書き下ろした作品で、曲の大部分は16歳の時にすでに出来上がっていた。
★ビリー・J・クレイマー・ウィズ・ザ・ダコタスがB面もレノン=マッカートニーの曲「Bad To Me」とのカップリングで1963年7月26日にリリース。翌年にビートルズ自身がリリースしたことにより、唯一のビートルズのセルフ・カバー曲となった。
★映画「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」に使用される予定であったが、監督のリチャード・レスターが却下した。
★ジョージがリッケンバッカー360-12を初めて使用した曲。
【レコーディング詳細】
★テイク7までレコーディングされ最終テイクがベストとされたが、間奏の部分はテイク5が良かったために、その部分だけテープの切り貼りにより編集されている。
【コメント】
★ポール、、、「もとはジョンの曲だが、一緒に作業した。」
★ジョン、、、「最初のパートはハンブルグの前に書き、アルバムに収録する時にミドル・エイトを書いた。」
★ポール、、、「歌詞の中の「あなた」って言うのはジョンの母親だろうか?父親かな?でもボクらは若かったから、真実を見ていなかったのかもしれない。」
【Slow Down】
【作詞・作曲者】 ラリー・ウィリアムズ
【ジョン・レノン】ヴォーカル、リッケンバッカー325
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン、またはグレッチ・カントリー・ジェントルマン
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス
【ジョージ・マーティン】ピアノ
【収録日】
【収録場所】
【英国発売日】 【米国発売日】 【日本発売日】
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」、「The U.S. Box」の「Something New」等
★オリジナル・ステレオ、、、「Past Masters (2009年盤)」、「Past Masters vol.1 (1988年盤)」「The Beatles '64 Box」の「Something New」等
★モノラルはステレオに比べて、ジョージのギターがイントロからしばらくの間聞こえない。さらにモノラルはエンディング近く2分48秒くらいのジョンのシャウト(ほえる声?)か消されている。
【エピソード】
★19587年にラリー・ウィリアムズがリリースした曲で、特別にヒットした曲というわけではない。
★歌詞の一節に「boyfriend」という部分があるが、ジョンのダブルトラックのヴォーカルでは片方が「boyfriend」もう一方が「girlfriend」と間違って(意図的に?)歌っていて、そのまま混ざった状態になってしまっている。
【Matchbox】
【作詞・作曲者】 カール・パーキンス
【ジョン・レノン】リッケンバッカー325-12
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン
【リンゴ・スター】ヴォーカル、ラディック・ドラムス
【ジョージ・マーティン】ピアノ
【収録日】 1964年6月1日
【収録場所】
【英国発売日】 【米国発売日】 【日本発売日】
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「Beatles Mono Box」、「The U.S. Box」の「Something New」等
★オリジナル・ステレオ、、、「Past Masters (2009年盤)」、「Past Masters vol.1 (1988年盤)」「The Beatles '64 Box」の「Something New」等
★ギター・ソロはダブル・トラックになっており、弾き方の異なるソロがミックスされていて、ステレオとモノではそれぞれのソロの音量が違うために、別のギター・ソロに聞こえる。
★リンゴのヴォーカルはステレオではトリプル・トラック、モノラルではダブル・トラックなので微妙に聞こえ方が違う。
【エピソード】
★1957年にカール・パーキンスがリリースした作品。
★デビュー前はピート・ベストの持ち歌で、ピート脱退後はジョンが歌い、1962年のハンブルグ「スタークラブ」のライヴ音源で聞くことが出来る。また1987年にはタジ・マハールのライヴを見に行ったジョージやボブ・ディランがステージに飛び入りしてこの曲を演奏。2番の歌詞を歌いギター・ソロも担当した。また、1990年にポールがソロ初来日したときには記者会見でこの曲を披露しており、ビートルズのメンバー全員のヴォーカル・バージョンを聞くことの出来る数少ない曲のひとつである。
【エピソード】
★レコーディング中のスタジオに何とカール・パーキンス本人がやって来た。カール本人の前で歌うことになったリンゴはとても慌てて緊張したという。
★レコーディング・スタジオにカール・パーキンスがやって来たことで、リード・ギターはカールが弾いているのではないかという噂が流れた。
★EMIスタジオの資料には1964年にリッケンバッカー325-12が使用されたとの記録があり、リード・ギターは間違いなくジョージであることから、バックでストロークされている12弦ギターはジョンの弾く325-12であると推測できる。
【コメント】
★リンゴ、、、「リヴァプール中のバンドがこの曲を演奏していた。」
【I Feel Fine】
【作詞・作曲者】 ジョン・レノン、ポール・マッカートニー (実質はジョンの作品)
【ジョン・レノン】ヴォーカル、ギブソンJ-160E、
【ポール・マッカートニー】コーラス、ヘフナー500/1、ハンド・クラップ
【ジョージ・ハリスン】コーラス、グレッチ・テネシアン
【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、ハンド・クラップ
【収録日】1964年10月18日
【収録場所】
【英国発売日】 【米国発売日】 【日本発売日】
【チャート状況】英国 6週連続1位 米国 3週連続1位
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★英国モノラル、、、「The Beatles Mono Box」の「Mono Masters」、「Japan Box」の「Beatles '65」等
★英国ステレオ、、、「Past Masters (2009年盤)」、「Past Masters vol.1(1988年盤)」、「The US Box」の「Beatles '65」等
★米国モノラル、、、「The Beatles '64 Box」の「Beatles '65」等
★擬似ステレオ(デュオフォニック)、、、「The Beatles '64 Box」の「Beatles '65」
★2015・リミックス、、、「The Beatles 1 (2015年盤)」(高音質化やノイズ除去等のリマスターではなく、ボーカルや楽器の定位の変更や修正を行なったオリジナル・テープからのリミックス)
★英国モノラルはエンディングが数秒長く、掛け声などかなり後の部分まで聞くことが出来るが、手拍子が入っていない。
★アナログ盤の「赤盤」では、イントロの前に話し声とリンゴのスティックが鳴る音が入っていた。
【エピソード】
★1984年12月8日に、発売20周年記念としてリリースされた時には、チャート65位を記録している。
★イントロのフィードバックはポールのベース・ギターの3弦12フレットをハーモニクスで出した音が、ジョンのギブソンJ-160Eが共鳴して出たものである。以前は「電気系統のトラブルで出た音をそのまま収録した」などと紹介されていた。
★発売当時の日本盤シングルのライナー・ノーツ、、、「曲の頭に変なギターの音が入っていて、録音の不手際かと思われますが、事情はこうです。練習が終り、さあこれから本番の録音という時になって、ジョンが何の気なしにギターを弾いてしまったので、それが曲の頭に被さりました。この変な音がなかなか良い感じだということになり、そのままレコードに出来上がったのです。」
★日本武道館公演の際にもジョンはアンプの方を向いてフィードバックを起こそうと試みている。
【レコーディング詳細】
【コメント】
★ジョン、、、「フィードバックをレコードに使ったのは、この曲が世界で初めてだ。あんな風にフィードバックを使ったレコードはないはずだ。1922年の古いブルースのレコード以外はね。今じゃ、ステージでは誰だってフィードバックをやってるけど、俺はビートルズがジミ・ヘンドリックスやザ・フーたちの誰よりも前に初めてレコードでフィードバックを使ったアーティストだと主張するよ。」
★ジョン、、、「ジョージと俺は一緒にギターで同じパートを弾いている。どこかカントリー&ウェスタンな雰囲気があると言えるかもしれないけど、俺たちの曲はそういうのが多い。ミドルエイトが俺にとっては最もメロディックだね。典型的なビートルズだから。」
★ポール、、、「What'd I Sayドラミングだ。ボクらはあのドラミングが好きだった。リンゴがドラマーとして確定した要素のひとつが、彼があのビートを上手に叩けることだった。」
★ジョージ、、、「ジョンは偶然出たフィードバックの音を気に入って、曲の頭に入れると面白いと考えた。それからというもの、彼はすべてのテイクでわざとフィードバックが起きるような位置でギターを構えていたよ。」
★ジョージ、、、「ジョンが弾いて、ボクは同じフレーズを弾いただけさ。それでダブルトラックのサウンドになった。」
★ジョン、、、「ある朝、スタジオに入ってリンゴに「曲を書いたけど、駄作なんだ。」と言った。でもリフも含めてそれを試しにやっていたら、A面にふさわしいような曲になったからリリースすることにしたのさ。I Feel Fineで俺たちは初登場5位になるような気がしていた。もしそうなっていたら、俺たちは見限られていただろうね。この曲より前にビートルズは6曲のNo.1を飛ばしていたことなんて誰も思い出さなくなるほどに。だから、初登場1位になったのはうれしかったよ。それができるかどうかわからなかったんだから。」
【She's A Woman】
【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー(実質はポールの作品)
【ジョン・レノン】リッケンバッカー325
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ピアノ、ヴォーカル
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン
【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、チョカルホ
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【エンジニア、アシスタント】ノーマン・スミス
【収録日】1964年10月8日
【収録場所】EMIスタジオ
【英国発売日】 【米国発売日】 【日本発売日】
【チャート状況】全米チャート(キャッシュボックス誌)最高位4位
【ミックス、バージョン違い(現行CDで聴くことが出来るもの)】
★オリジナル・モノラル、、、「The Beatles Mono Box」の「Mono Masters」、「Japan Box」の「Beatles '65」等
★オリジナル・ステレオ、、、「Past Masters (2009年盤)」、「Past Masters vol.1(1988年盤)」、「The US Box」の「Beatles '65」等
★カウント付オリジナル・ステレオ、、、「EP Box Set」
★米国モノラル、、、「The Beatles '64 Box」の「Beatles '65」等
★擬似ステレオ(デュオフォニック)、、、「The Beatles '64 Box」の「Beatles '65」
★米国モノラルは、かなり深いエコー処理がされており、またエンディングのタイトルコールのリフレインも2回少なく、3回しか歌われない。
【エピソード】
★1966年の武道館公演のときにポールはエンディング近くでタイトルコールを「シマウマ」と歌ったと言われているが、、、。
【コメント】
★NME誌、、、「叩きつけるようなビート、そしてポールのブルージーなフィーリングがヴォーカルに彩を添えている。引き込まれるような魅力と心地よいメロディも備えている。」
★ジョン、、、「Turns me onっていう言葉を入れたんだけど、これには興奮したよ。この表現はマリファナ絡みでも使うからね。」
【Bad Boy】
【作詞・作曲者】ラリー・ウィリアムズ
【ジョン・レノン】リッケンバッカー325、ハモンド・オルガン、ヴォーカル
【ポール・マッカートニー】ヘフナー500/1、ホナー・ピアネット
【ジョージ・ハリスン】グレッチ・テネシアン、カントリー・ジェントルマン
【リンゴ・スター】ラディック・ドラムス、タンバリン
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【エンジニア、アシスタント】ノーマン・スミス
【収録日】1965年5月10日
【収録場所】EMIスタジオ
★アメリカ、キャピトル・レコードから「何でもいいから早くアメリカ用に2曲よこせ」という要請に対し、急遽「Dizzy Miss Lizzy」とともにレコーディングされた。そのため本家イギリスよりもアメリカでの発表のほうが早く、米国編集「BeatlesVI」に収録され発売されたのが、1965年6月14日。イギリスでは1年半遅れて1966年12月10日にベスト盤「A Collection Of Beatles' Oldies」に収録されて発売された。
★ジョージのパートは異なるサウンドのギターが2本重ねられているが、これはカントリー・ジェントルマンとテネシアンによるものというのが定説。しかし、テネシアンのフロントとリアのピックアップの違いによるものとの説もある。
★ジョンのコメント、、、「ボクを田舎から世界へはばたかせたのはロックンロールだ。もしロックンロールがなかったらどうなっていたかわからない。」
【Yes It Is】
【作詞・作曲者】ジョン・レノン、ポール・マッカートニー(実質はジョンの作品)
【ジョン・レノン】ヴォーカル、フラマス・フーテナニー5/024 12strings,、
【ポール・マッカートニー】バッキング・ヴォーカル、ヘフナー500/1
【ジョージ・ハリスン】バッキング・ヴォーカル、グレッチ・テネシアン
【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック
【プロデューサー】ジョージ・マーティン
【エンジニア、アシスタント】ノーマン・スミス
【収録日】1965年2月16日
【収録場所】EMIスタジオ
【英国発売日】1965年4月9日 【米国発売日】1965年4月19日 【日本発売日】1965年5月15日
【チャート状況】全米チャート(ビルボード誌)最高46位
【レコーディング詳細】
★14テイク録音された。
★ジョージはバイオリン奏法を試みているが、ジョンがヴォリュームつまみを回した音と、ジョージがヴォリューム・ペダルで演奏した音の両方が使われている。
【エピソード】
★
【コメント】
★ポール、、、「Yes It Isはジョンのとても素敵な曲だ。ジョンがバラードを書く側面はあまり知られていない。彼はいくつかの美しいバラードを書いた。でもボクがバラードの人として認知されるようになってしまったんだ。」
★ジョン、、、「This Boyのリライトをやっただけだから、仕事をしたとは言えないな。」
【I'm Down】
【作詞・作曲者】 ジョン・レノン、ポール・マッカートニー (実質はポールの作品)
【ジョン・レノン】バッキング・ヴォーカル、VOXコンチネンタル・オルガン
【ポール・マッカートニー】ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、ヘフナー500/1、
【ジョージ・ハリスン】バッキング・ヴォーカル、グレッチ・テネシアン
【リンゴ・スター】ラディック・スーパー・クラシック、ボンゴ
【収録日】1965年6月14日
【収録場所】
【英国発売日】1965年7月23日【米国発売日】1965年7月19日【日本発売日】1965年8月15日(英・米・日本ともにシングル盤「Help !」のB面として)
【エピソード】
★それまでのコンサートでのクロージング・ナンバー「Long Tall Sally」に代わる、オリジナルのロックン・ロールを作ろうとポールがチャレンジした曲。
【レコーディング詳細】
★ベーシック・トラックは2テイクのレコーディングでOKが出て、テイク2が採用された。
【コメント】